大切な者 (ページ8)

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8 桃ページ8

「しまった～！帰りあべちゃんを誘うの忘れてた！俺としたことが！」

「何忘れてんだよ！佐久間。まぁいいや。面談でしょ？あべちゃん」

「そうだよ！」

「じゃあ、その、終わるまで待つか！」

俺とふっかはあべちゃんが面談終わるまで待った。

待ってる時間はふっかとずーっと喋ってた。

「あべちゃん、17時に終わるんだよね！面談。」

「そうだよ…おい！過ぎてんじゃん！」

あまりにも話が盛り上がるから時間を忘れてしまった！

「やっべ、帰っちゃったかもね。追いかけよう！」

「あれ、佐久間！家わかんの？」

「え、わからないよ？」

「おい！」

「まぁ、適当に！」

そして俺らは走った。

そしたら、前にはあべちゃんの姿が。

「あれ、あべちゃんじゃない？」

そしたらあべちゃんは何かの施設に入ってった。

あの、施設いつも俺らが普通に通り過ぎる施設だ。

「ねぇ、あべちゃんの家ってまさかあそこ？」

「え！？家族は？」

「まさか、いない？」

「俺、悪いこと言ってないかな…」

「あ、誕生日…」

「どこも行かないって言ってたのも…」

「あ。」