暫しの沈黙 ページ40
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鏡花ちゃんと私の間に暫しの沈黙が訪れる
その沈黙を最初に破ったのは私だった
『鏡花ちゃんは…武装探偵社楽しい?』
鏡花「…うん、太宰さん達も親切にしてくれる」
あの野郎の名前が出て下腹部に鈍痛が走ったが
何とか抑え、そっか、と言う
鏡花「其方は大変?」
『うん、まあね、立場が立場だから徹夜したり
緊急招集が起こったりするわけだから…大変かな』
そして少し間が空き、無理しないで、と聞こえる
その言葉に少し手が止まる。
は、可愛いかよ、キレるぞ←もう既にキレ気味
『鏡花ちゃんもね、鏡花ちゃんも体壊したら駄目だよ』
鏡花「それは世界で一番A姉さまに
当てはまる言葉だと思う」
アッ、ウン、ソダネ…
『あ、そうそう、最強さ、じゃなかった
第七の大隊長ってどんな感じ?』
鏡花「…喧嘩好き」
『喧嘩好き!?え、大丈夫なのそれ、治安悪くない?』
鏡花「悪くは…ない…寧ろ其れが抑制剤みたいになってる」
その言葉を聞いてあー、と言 納得する、確かに最強さんが
喧嘩する事でそれ自体が抑制剤みたいな
効果を発揮しているってわけね
否、治安悪い事には変わりないだろ←
『鏡花ちゃんは第七楽し?』
私は此処に来てから何故か拒絶反応しまくりだけどね←
鏡花「…そこそこ…」
暫く作業を続けていると鐘がなり、
今日の作業は終わりだと告げられた
また沈黙が続く…クッソ気まずい…
否、今は同じ派遣先だとしても元は敵同士な訳だし?
そうグルグルと思考を巡らせていると
襖をぶち開けて双子が入ってきた
ヒカヒナ「鏡花ーーー!!!」
ヒカ「この女誰だ?
ヒナ「鏡花の姉か?似てねー!」
ヒカ「全くその通りだぜ!」
ヒカヒナ「うっひぇひぇひぇひぇ」
口悪っ!!絶対周りの男共の影響だな、コレは
鏡花「ヒカゲ、ヒナタ、襖を開ける時は静かに
あと、A姉さまの事をこの女って言わないで
あと、A姉さまは姉みたいな人」
鏡花ちゃん、格好いい!!…けど何でだろ、目から塩水が←
『鏡花ちゃんの姉…みたいな感じだけど宜しくね』
ヒカ「ヒナに手ェ出すんじゃねェぞ!」
ヒナ「ヒカに手ェ出したら承知しねぇぞ!」
仲良いなぁ、見ててホッコリ…
ヒカヒナ「テメーもさっさと名乗りやがれ!」
しないな、うん、可愛いのに口の悪さで相殺されてるわ
森羅「ヒナタ、ヒカゲ!急にどっか行くなよ…
…あ、Aさん!お疲れ様です!」
双子の後から森羅君が部屋に入ってきた
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あすたりすく(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください応援してます!! (2022年10月3日 21時) (レス) @page45 id: 4f3f0a5f2f (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 文ストと炎炎ノ消防隊好きなので嬉しすぎます!! (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃみゅ x他1人 | 作成日時:2022年8月27日 22時