キレた ページ34
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私は指にガーゼで手当てをし、電話が掛かってきたらしく
私はスマホを持って屋上に出た
その掛かって来た人の名前を見て
私はカエルを押しつぶした様な声が出た
『なっんでお前が今かけて来てんだよ
治「“だってA、指怪我したでしょ”」
『何で判るの?怖いんですけど、てか怖い通り越してキモい』
エスパーか何かなのかな?そうとしか思えないよね?
治「“私はAをそんな風に育てた覚えないのだけど!?”」
『まずまず育てられた記憶もねぇわ糞太宰、爛れて死 ね』
治「“酷いのだよ!私泣いちゃう…”」
『勝手に泣いとけ、つか寝言は寝て言え』
治「“わーんわーん、Aが虐める〜!”」
『………キモ……』
割とマジトーンで出てきた、うん、これはこうなるでしょ
耳元で聞いてみ?ゾワッて鳥肌立つから
治「“待って、マジトーン辞めて呉れ給え、本気で悲しいから”」
『なら、焼かれて死 ね』
治「“心中かい?”」
『否、孤独に苦しんで死 ね』
治「“先刻から態度酷くないかい!?”」
『否、通常反応だから気にすんな☆…で、用件は?』
治「“Aを揶揄うことが出来ると思ってね☆”」
地味に真似してるし…てかもうこれいいよね?
怒っていいよね?
私は大きく深く息を吸った…そして
『こんな事の為に態々電話して来んな此の糞太宰ィィ!!!!
爛れ落ちて死 ね!!この包帯無駄遣い装置がァァァ!!!!!!』
そう大声で電話口に向かって叫び
叫び終わった後、ふぅ、と息を吐いて画面を見ると、
既に通話終了の文字が書いてあった
『クッソ、叫ぶ直前に切りやがったなあの糞野郎…!』
そう電話口に向かってキレていると気配を二つ感じ取った
森羅「あ、あの…」
環「大丈夫…ですか?」
そう言い、恐る恐るといった様子で出てきた2人
『え、先刻の…見てた?』
すると2人は顔を見合わせてコクリと頷く
こんな時でも可愛いと思ってしまう私は一寸可笑しいな
『ごめんね〜、見苦しいとこ見せて…』
手を合わせて謝ると2人はホッとした様子になった
森羅「急に大声が聞こえて来たので吃驚しました」
『一寸、否かなりムカつく奴がいてね
時々意味もなくかけては揶揄ってくるから
キレちゃうんだよね…』
環「Aさんでもキレるんですね」
『うん?環ちゃん?私だってキレるからね??』
その後、ご飯を食べに、皆がいるところへ降りて行った
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あすたりすく(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください応援してます!! (2022年10月3日 21時) (レス) @page45 id: 4f3f0a5f2f (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 文ストと炎炎ノ消防隊好きなので嬉しすぎます!! (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃみゅ x他1人 | 作成日時:2022年8月27日 22時