お料理 ページ35
*
下に降りて行くと美味しそうな匂いと
見事な料理が並んであった
環「すっげ!これ全部日下部が作ったの!?」
森羅「否、殆ど中隊長」
え?中隊長が…?
中隊長って意外と女子力の塊だったりする?帽子ダサいけど←
食べてみると味も美味しいと来た、解せぬ…
森羅君とアーサー君は早食い対決をしていた
桜備「よく噛んで食べろよ」
そう言うと素直に従い、噛む時間が長くなる2人
それを見ているといつも通りだなと思いホッとした
アイ「良かったですいつも通りですね」
そうアイリスさんが言うと不思議そうな顔をする森羅君
マキ「帰って来てから様子が可笑しかったけど」
環「腹でも痛いんじゃないかと思ったけど
そんだけ食えれば大丈夫だよな」
『競い合ってるくらいだしね』
ふふ、と女子4人で笑い合う
そしてアーサー君が森羅君のお皿に自分の分をあげていた
森羅「唐突ですが、自分も言っておきたいことがあります」
そう言い、切り出す森羅君
森羅「実は…」
そこから聞いた話は真剣な話だった
ジョーカーに会ったこと、弟の象君のこと
あの時話があると言っていたのは森羅君の事だったのか…
その他にもジョーカーが話していた事を聞かされた
桜備「成程…」
ア「だが、ジョーカーが言った事だろう、信用できるのか」
彼奴は飄々としてるが嘘をつく奴には見えないんだよなぁ…
森羅「俺だって、今更信じられない」
環「だったら…」
信じなければいい、私もそう思う
しかし、家族を亡くした森羅君にとって、弟の存在が
どれほど温かいか、というのは私も姉がいるから痛い程判る
桜備「森羅、お前は弟が生きていると信じたいのか…
信じたくないのか…」
森羅「信じたいです!」
そう食い入る様にいう森羅君、その様子を見て桜備大隊長は
ポンっと森羅君の頭に手を置く
桜備「だよな…だったら、俺達も信じるしかないよな」
森羅君と肩を組んで桜備大隊長は満面の笑みで言った
火縄「伝導者を追う任務は変わりないが、
森羅の弟がいる事を前提に策を立てるぞ」
森羅「…ありがとうございます!」
そう森羅君は輝かしい顔でお礼を言った
嗚呼、矢張り此処は他の
私は微笑みを浮かべ乍ら、そう思った
そして、私の得意な作戦立案をフルに活用してやろうと思った
*
107人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすたりすく(プロフ) - めっちゃ面白いです!更新頑張ってください応援してます!! (2022年10月3日 21時) (レス) @page45 id: 4f3f0a5f2f (このIDを非表示/違反報告)
もち明太子 - 文ストと炎炎ノ消防隊好きなので嬉しすぎます!! (2022年8月31日 19時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みぃみゅ x他1人 | 作成日時:2022年8月27日 22時