伝導者一派？どう見たって違うだろうが【文スト×炎炎ノ消防隊】

暗部 ページ21

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『ジョーカー、君は何者?

気配の消し方といい、そのポーカーフェイスといい…

只の普通の指名手配犯〜、には普通に見えないんだけど?』


そう言ってジトリ、とジョーカーを見る

質問に答えたのだから答えてもらわねば割に合わない


ジ「そうだなァ、ダークヒーロー、とでも言っておく」

『オウ、巫山戯てンなら表デロヤ、切り刻んでやるよ』

ジ「待て待て、平和的にいこうっつったじゃねェか」

『んなもん一言も言ってないわ』

某有名、呪術漫画の主人公の術式でも使ったんか私は←


てか…

『話を逸らすな、質問に答えろ、私は答えたでしょ?』

隠し持っていた短刀を首に近づける

ジ「殺す気満々だなァ?」

まだ余裕そうな笑みでクツクツと笑うジョーカー


『質問に答えるなら殺したりしない…けど、困ったなぁ

私はジョーカーと違って能力のない無能力者…

おぉ､困った､私の方が劣勢だね…えぇ?そうは思わない?』

其処で私も自分の劣勢をアピールしておく

ニコニコと屈託なく笑うがその中に殺気を含ませておく


ジ「最近の女は怖ェなァ?今時全員こうなのかよ」

『うわ、年寄りっぽい発言』

ジ「うるせぇ、俺はまだ28だ…まァ、そんな軽口を叩いて

自ら死にに行く程俺は莫迦じゃねェしな…

俺は元々聖陽教暗部にいたんだよ」


私が思っていたより案外サラリと言ってくれた

『暗部?』

ジ「手前ェらでいう裏社会の末端みてェなもンだよ

これ以上に説明は必要か?」

『いや、其れだけで充分…成程ねェ、

暗部…調べてみる価値はありそう、皇国の弱み握れるかも』

ニヤリと笑い短刀をしまう


『…て、事で、手を組まない?』

まァ、今はそれよりもジョーカーとの協力関係だね


ジ「手を組む?俺にその一致する利害は『暗部の調査』…」

『ジョーカー、君はこれ以外にも

“世界の理”

を知りたいんじゃないの?…私は誰が死のうが

自分の組織の人間以外、知ったこったゃない、

だけど仲間とはいかずとも協力してくれるなら別

こっちも君の願いを叶えようじゃあないか

充分、利害の一致デショ?首領達の最適解の為なら

私は指名手配犯だろうが、協力関係に置きたいね』


私は薄ら笑いを浮かべ乍ら目の前の紫色の瞳を見つめる

ジ「……ハ!いいぜ、其れを知れるンなら、マフィアだろうが

死神だろうが魂売ってやる」

『否、魂まではいらん』

魂とか面倒なもの売られても困る、うん

そう言うとジョーカーは爆笑した





キリ悪いですが次に行きます!



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