浦島坂田船の冒険4〜魔王そらまふと決意のプリンセス〜

111 真っ白な、夢の中のような場所で… ページ11

A side









…









…







……う〜ん……





あ「A、A！！」



A「は、はいっ！！？」







あるふぁきゅんの声で目が覚めた。




…どうやら気絶してしまったらしい…。






……それにしても…






A「…………ここは……？」






周りは真っ白、ただただ真っ白。





うらたんやまーしぃ、さかたん、センラ………………それからクプラさんもいない。





私とあるふぁきゅんだけ。





あ「私も気がついたらここにいて…。」





そっか…あるふぁきゅんも気絶して……。






あ「この剣抜いたら…いきなり目の前が真っ白になって。」





あるふぁきゅんが持っていたのは、ドラゴンに刺さっていた剣だった。






古びているが、よく見ると豪華な装飾が……。






その剣をあるふぁきゅんはくるくると回しながら呟いた。








あ「それにしても…剣を指してまま帰っちゃうなんて……この剣の持ち主は迷惑な奴だよね。」




A「確かに！おかげでドラゴンも私たちもみんな疲れたよ…。」







と、二人であはははっと笑い合っていた







そのとき、








…








？？「………もし……。」









…









あ「……ねえA、今なんか言った？」



A「え？ううん、何も…。」








でも私も今なんだか声がしたような気が……。









？？「……もし、回すのをやめてくださいな。」









…！？





…また聞こえた！








……回すのをやめて…って……？









……あ…！






A&あ「「もしかして…！？」」

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