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A side
A「んで、それから96ちゃんと魔法の練習してたんだー!魔力を振り絞るのが大変で、すごい声出しちゃったりもして…!」
志「あぁ…あのときの悲鳴はやっぱりAだったんか…。」
まーしぃは納得したような、呆れたような顔をした。
A「声、外まで聞こえてたんだ…。あ、でその後、96ちゃんがいきなり『気配感じる…ちょっと待ってて。』って。」
私が言うと96ちゃんはセンラたちを指差した。
96「それが君たちだったんだけど…まさかAの仲間だったとは……ごめんね?」
96ちゃんは両手を合わせ、ぺこっと小さくお辞儀した。
センラとまーしぃは「「ええよ〜!」」と苦笑いして答えた。
2人はまだ怪我をしているから、辛そうだった。
.
…よし!
A「センラ!まーしぃ!」
私は2人の前に立ち、古びた杖を握りしめる。
セ「ん……その杖って……?」
志「使えないんじゃ……?」
うらたんもさかたんも頷いている。
私の代わりに96ちゃんが『チッチッチッ』と指を振る。
96「まあ見てなって。」
.
.
ーー癒しの力よ……
ーー2人の傷を消したまえ……!
.
A「……ヒールっ………!!」
優しく、強く、杖を振る。
翡翠色の暖かい光が、2人を包み込む。
志「…!これは……!」
セ「傷が……消えてく…!!」
みるみるうちに2人の傷は無くなった。
…良かった…成功……!
坂「すげぇなAちゃん!!おめでとう!!」
一番にさかたんが飛びついてきた。
…でもすぐに慌てたように離れちゃった…?
坂「ご、ごご、ごめん!!いきなり飛びついちゃって……もー!!俺のアホー!!」
…なんで謝ってるの?
さかたんなら…みんななら全然いいよ…!!
って言おうと思ったけど、
体に重りを落とされたような、睡魔にノックアウトされたような……
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う「Aっ!!!」
坂「Aちゃん!!?」
セ「どしたAちゃん!!」
志「A…!?」
96「Aちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
そこで私の意識は途切れた。
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かきみそご飯(プロフ) - 迦實風さん» はじめまして!あ、本当だ…。完全に間違いですね(^^;; ご指摘ありがとうございます!! (2018年7月7日 17時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
迦實風(プロフ) - 初めまして 29ページの準備満タン→準備万端の間違いではないですか? 敢えての引用ならごめんなさい。 (2018年6月27日 21時) (レス) id: 0c5f122465 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 夢叶@こたぬきさん» 返信遅れて申し訳ないです!!最初から読み直してくれてありがとぉぉぉぉぉぉ!!! (2018年1月27日 10時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
夢叶@こたぬき(プロフ) - 最初から読み直してますw好きすぎる…(*´∀`) (2018年1月23日 16時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 君色。さん» ありがとうこざいます!!!続編も読んでくれるなんて感謝しかないぃぃぃ!!(´;Д;`)← (2018年1月11日 22時) (レス) id: 41112c83b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かきみそご飯 | 作成日時:2017年9月11日 22時