JC探偵の秘密の話

恋愛編 ページ13

いきなりシリアスな雰囲気なら一変して、何を言い出すのかと思った人もいるでしょう。
しかしながら、私だって恋愛くらいします。
まあ、といってもただただ特定のある異性と話したり、一緒にいたりすると少しばかり心臓がうるさくなるだけですが。
決して強がってはいませんよ。
そんな話でも良ければ、見ていってください。


未来編でも書かれた通り、私の好きな人は美門翼。
浜田中学校に入る前、事前調査として基本情報と写真を見た時は特には何も思わなかった。
でも実際に生で美門を見て、一瞬で
「あ、私、この人の事好きになるな」
と、直感で分かった。
でもすぐに、美門には彩という好きな人がいると分かった。
それが分かったのは私が紹介されたすぐ後の移動。
得体の知れない人間を近づけないような、どこか私を敵視している様な目で、彩を見る目は誰を見る目よりも儚げで、綺麗な目だった。

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