Iris【柿原徹也】

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貴方「おはようございます！」








社長と一緒に楽屋に入ると皆笑顔で挨拶を返してくれた
今日からこの人達と作品をつくっていくんだ。頑張らないと！








江口「おはよ！あれ？今日はスッピンじゃん笑」

貴方「寝坊して…」

江口「そーいうことか笑」








社長はああ言ってくれたけど内心怒ってるよね…
寝坊しないって約束したのに。
というかプロとして失格すぎる…
後でもう一度ちゃんと謝ろう



時間になりブースの中に入るとマイクが用意されていて早くあの場所に立ちたくてウズウズしてきた








貴方「楽しみ〜！！」

柿原「ほんとに緊張しねーな笑」

貴方「緊張もするにはするけど楽しみ過ぎてそれどころじゃないです！」

江口「肝座ってんな〜笑」







昔からずっと探究心が強くて好きな事や気になる事はとにかくかたっぱしから試してきた
早くキャラに自分の声を宿したい。








「では合わしを行いますので1人ずつ順番にお願いします」







合わしとは収録の前に1度セリフを当てて監督に調整や指示をしてもらうことだ。
初めは私からということでマイク前に立ち映像に合わせながら自分が出来る精一杯の演技をした








貴方「〜〜〜〜〜〜〜…ど、どうでしょうか…？」







とりあえずセリフを読み終え振り返ると監督はプロデューサー達と真剣な顔で話し合いをしていた







「俺が想像していたものとはちょっと違うけど…うん、いいんじゃないかな。これでいこう！」

貴方「！ほんとですか…！ありがとうございます！」

「その続きも貰える？」

貴方「はい！」







いい反応が貰えた事に小さくガッツポーズをすると社長と目が合い微笑んでくれた
それはまるで「よかったな」と言ってくれているようで全力で笑い返した








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