狙われたふたり。2 (ページ11)

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宮

何かどうにも寝れず
ゲームすることにした。
玉とふっかと康二とね。
ここに佐久間もいるはずだけどなあ。

ゲームするとあっという間に時間が
過ぎて行くよね。笑
もう深夜2時前だもん。
みんなとゲーム出来るって楽しいね。

そろそろ寝るか。という話になり
片付けをしていると、
カチャという小さい音が聞こえた。
何だろう、でも胸騒ぎがする。

「ねえ、何か聞こえなかった？」

「何言ってんの。何も聞こえてないよ。
ゲームのし過ぎで耳可笑しくなっちゃったか？笑」

分かってる。
いつもの俺なら、そう思うかもしれない。
ゲームの音大きいし、たまたまかもって。
でも、どうしても確認したくて玄関へ向かった。

「やっぱ、ない。靴ないよ。」

「部屋にいるかもしんないじゃん。
だって、お昼に怖い人来たんなら
一時的に靴隠すかもしれないじゃん。」

確かに。それは一理あるな。
てか俺が勝手に来たのに3人とも
付いてきてくれたんだ。

「俺、北やんの部屋見てくる。」

「俺も行くわ。
悪いけど、ふっかと向井は佐久間の部屋頼めるか？」

「了解っす。」

「夜遅いからくれぐれも静かにな。」

「はい。じゃあ後で。」

俺らは北やんの部屋に向かう。
「何もありませんように」ただ願う。
俺の聞き間違いで、俺の勘違いで
ありますように。

「北やん、開けるよ～？」

小声で話し、ドアを開ける。