花びらが13枚 ページ14
良平と歩いて数十分。ようやく目的地に着いたみたいで、歩くのを止めた。そこには――――
『ケーキ屋さん?』
可愛らしい店舗のケーキ屋があった。あれ?ここって確か‥‥。
良平「Aここに来たいって言ってただろ?でも、中々予定とか合わないからさ。だから、誘ったんだよ!」
良平の言葉に目頭が熱くなった。確かに、前にこのケーキ屋に来たいとは言っていた。でも、まさか覚えてくれてたなんて‥‥。
『よく覚えていたね‥‥』
良平「食のことなら忘れないもんー!」
自信満々に言う彼が輝いて見えたのは秘密。素っ気なく言ったけど、本当はとても嬉しい。だって、好きな人にこんなことされるなんて‥‥。
良平「さ、買っていこう」
『うん‥‥!』
お店に入ると、沢山のケーキが並んでいた。以前に雑誌で見かけたオススメのケーキもあってすごかった。良平と私は話しながらゆっくり選んだ。
「ありがとうございましたー!」
買い終わり、手にはケーキの箱が。結局、私たちはいくつもケーキを買ってしまった。でも‥‥とても楽しかった。良平と一緒にケーキを選んだりしてさ。
良平「お前けっこう買ったな(笑)」
『良平に言われたくないですー』
お互いに箱を見合って、笑いが溢れた。本当に嬉しかったよ。
『‥‥ぅ』
良平「ん?」
『ありがとうね‥‥良平』
私がそう言うと良平は優しく微笑んだ。
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陽南(プロフ) - この作品、とても面白いし、何より字がすごく可愛いです。 私にはそうゆう機能が付いてないから、羨ましい… (2016年9月27日 2時) (レス) id: a6a4e38632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み さ き | 作成日時:2016年9月9日 16時