emergency…112. ページ9
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「はぁ…満腹…」
僕とAは隣り合って
砂浜に腰を下ろしていた。
空はすでに真っ暗で、
月明かりが水面に反射して光っている。
さすがにあれだけ食べれば満腹になるだろう。
何時間食べてたことか…
しかもバイクだから
酒が飲めなかったという。
痛恨のミス過ぎる。
Aにも気を遣わせてしまったし。
Aは「一応病み上がりだし」と言って酒を飲まなかったけど、それはきっと違くて。
運転があって酒を飲めない僕に
気を遣ったんだと思う。
そのときのやり取りを思い出しながら
Aの横顔を見つめていると、
ふいにAがこっちを見た。
「…なんで笑ってるの？」
「え？誰が？」
「征くんが」
どうやら無意識に笑っていたらしい。
「僕、笑ってた？」
「うん。なんかね、口の端がきゅっと上がってて、目尻が下がってて目が細くなってて。頭撫でられてる猫みたいな顔してた」
微妙な例えだな。
反応に困っていると、
Aはニッと笑った。
「なんで笑ってたの？」
「あぁ…、Aは優しいなと思って」
素直に答えればAはきょとんとした後、
頬を赤く染め、僕から視線を逸らした。
「……優しくなんかないよ」
「優しいよ？」
砂浜に置かれたAの手に、
自分の手をそっと重ねる。
「Aは優しくしてるつもりないかもしれないが、僕は優しいと感じるんだよ」
きっと小太郎たちもそう感じてると思う。
Aの優しさが、
僕だけに向けられていればいいのに。
Aの優しさも笑顔も全て、
僕だけに向けられていればいいのに…。
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エル(プロフ) - ��11さん» コメありがとうございます(o^^o)お返事遅くなって申し訳ありませんm(__)m大好きと言っていただけてすごく嬉しいです（ ; ; ）話は終盤に突入してますが、最後まで更新共々頑張ります！ (2014年11月25日 23時) (
レス) id: a82d4d9b6e (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - 小夏さん» 了解です！夏ちゃんよろしくです（≧∇≦） (2014年11月25日 23時) (レス) id: a82d4d9b6e (このIDを非表示/違反報告)
��11 - 神作ですよね！大好きですこのお話！！更新頑張ってください！！ (2014年10月12日 22時) (レス) id: 05b15d4d88 (このIDを非表示/違反報告)
小夏(プロフ) - エルさん» ありがとうございますっ♪( ´▽｀)じゃあこれからはタメで、エルちゃんって呼ばせてもらいまする◎是非とも、夏ちゃんとお呼びくださいな。てか、ネーミングセンスありすぎ。夏ちゃんとか可愛いよd(￣ ￣)あ、次から、ぱーと7の方にコメント残すね。 (2014年10月11日 10時) (レス) id: 79ed1ba138 (このIDを非表示/違反報告)
エル(プロフ) - 焔鳥さん» コメありがとうございます( ´ ▽ ` )小説の雰囲気を好きと言って頂けて本当に嬉しいです（ ; ; ）無理しないように更新頑張ります！優しいお言葉まで本当にありがとうございます(つД`) (2014年10月10日 22時) (レス) id: b39107a528 (このIDを非表示/違反報告)
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作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kakeru00/ 作成日時：2014年10月3日 21時
