そよ風と名探偵 〜再会〜

第21話　同じ状況 ページ26

蘭「園子！どうしたの？こんな所で」

園子「ほら、あそこのレッドキャッスルホテル、あそこの客が今日、十万人を突破するからって今夜パーティーをやるのよ。あのホテル、パパが建てたようなものだから。んで、それまでこの遊園地で暇を潰してたってわけ」

蘭「へぇー」

園子「あれ？どこで拾ったのよそれ(フリーパスID)」

蘭「違うよ！これはお父さんとAちゃんの依頼人がくれたものよ」

園子「へぇ、そんなVIPな依頼人なんだ。私のIDなくなっちゃったから落としたのかなって思って」

蘭「･･････(呆)」

園子「あっ、そうだ！蘭やこの子達もそのパーティーに招待してあげるから、先に私らだけでレッドキャッスルに行かない？子供達もIDつけてんならほっといても大丈夫だし！特にこの３人しっかりしてるしね！」

蘭「でも･･･」

園子「今、あそこのレストランでケーキバイキングやってんだ！このIDがあれば、ミラクルランドの出入りは自由だしさ！」

灰原、天馬、剣城「「「･･････」」」

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in馬車道

コナンとAは馬車道にたどり着いた

A「(一体、ここに何があるっていうの？)」

２人は物陰に隠れた

？「おい」

誰かに肩を掴まれたコナンと誰かの気配を感じたAは振り向いた

コナン「あっ」

コナン、A「「服部！？／平君！？」」

服部「どや、ちびったか？」

コナン「うるせぇ」

服部「ちょうどええとこで会うたわ！ちょい知恵貸せや」

この時服部はコナンとAのIDに気づいた

服部「何や、お前等もかい」

コナン「え？」

服部はIDを見せた

A「じゃあ、貴方も･･･」

服部「あぁ。和葉を人質に取られてしもた。まぁ、本人は何も知らんと呑気にあの遊園地で遊んでるやろけどな」

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inミラクルランド

『おかけになった電話は現在電波の届かない場所にいるか、電源が入っていないため、お繋ぎする事ができません』

和葉「んもー、何なん？すぐ終わるから適当に遊んで待っとけって言うたくせに。ホンマに工藤君待ってる蘭ちゃんになった気分やわ」

蘭「あれ？和葉ちゃん？」

和葉「え？蘭ちゃんやないの！」

蘭「和葉ちゃん久しぶり。こっちへ来たんだ。服部君は？」

和葉「仕事やし・ご・と！」

蘭「そっか。つまんないね」

園子「あれ？和葉ちゃん？これからケーキバイキングにいくんだけど一緒に行く？」

和葉「あたしケーキめっちゃ好き！」

園子「じゃあ行こ行こ！」

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