【賭ケグルイ】会長の幼馴染みは、

22.解決の糸口 ページ24

You side









〔バトっていいとも！〕は
蛇喰夢子が優勢のまま勝利を決めた。

会場がどっと騒ぐ様な声でいっぱいになる。
ユメミのファン達は励ましのエールを彼女に送っていた。






豆「っ……」


る「あっれぇ〜？豆生田クン、負けちゃったけど〜？」


豆「作戦が台無しだ、」


『ユメミはファンの子達を盛り上げようとしたから
負けちゃったのかな…』







ユメミのプロ意識がほんの少しだけ邪魔をしてしまった。
蛇喰夢子相手に、隙を見せてしまったんだ。

楓は冷静にユメミ達がいるステージを見ている。
自分が関わってきたギャンブルが負けてしまって、よく冷静にいれるなぁ…。

5000万は大した額ではない。
生徒会がプールしてあるお金の額は相当なものだし。


ステージ上が何やら揉めているようで
なかなか進行が進まない。

そんな中、楓が口を開いた。







豆「これで生徒会員の殆どが蛇喰夢子によって、敗北してしまった。
こんなことがあっていいわけないだろう」


る「あっははは！！じゃあ豆生田クンが次行ってくれば〜？？」


豆「そんな無駄なことするわけないだろう」


『……行かない方が賢明かもね』







基本的に私たちからギャンブルを持ち込まない限り、
蛇喰夢子とすることはまずない。…と思う。

ただ、生徒会役員は〔公式戦〕を申し込まれた場合、拒否は出来ない。


蛇喰夢子は綺羅莉とギャンブルするために、
家畜に与えられた権利である公式戦をとっておいてるらしいけど。

…そして、会長の座を狙ってるとか狙ってないとか…。

全ては噂でしかないけれど。







『ステージ上の話し合い長いね…』


る「にゃはは！何話してるんだろーね」







こう考え事をしてる間に終わってるかと思いきや、
むしろ話し合いがヒートアップしてるような気がする。

蛇喰夢子の手にはボイスレコーダーらしきものが。
私たちの席は一番後ろだから、よく見えないけれど…。




。

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ラッキー☆賭ケグルイキャラ

生志摩 妄

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