【賭ケグルイ】会長の幼馴染みは、 (ページ11)

今日:46 hit、昨日:27 hit、合計:221,864 hit

9.申し出ページ11

五十嵐清華 …… 五「」
________＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

You said

それからどんどん進んでいく会議。

話題は〔蛇喰夢子〕でもちきりで。

他人にそんなに興味がないけれど、
みんなが良く話をするから、どんな人なんだろうと考えた。

きっと美人で、スタイルが良くて……ギャンブルが強くて。

わたしが思っている以上に凄い人なんだろう。

桃「…あ、そういえばA、
休んでいる間に〔公式戦〕の依頼が来てたわよ」

る「にゃはは、雪チャンモテモテ～！」

五「3件ほど、先週までの間で来ています」

『……やらないといけないんだよね？』

桃「役員自ら嫌とは言えないから…」

〔公式戦〕とは、
会長である綺羅莉が家畜に対して作ったもの。

生徒会役員とギャンブルをして、
勝てば借金を返済できる代わりに、負ければもう挑むことは出来ない。
余計に借金が増えてしまう。

………でもその条件は生徒会役員も同じで。

負ければ、
生徒会役員であっても家畜になってしまう。

まぁ、基本的には、
気づかれないイカサマをする人だったり、頭がいい人ばっかりいるから
負けることはないけれど。

『……清華、一番最初に申し出た人に、
明日の放課後に生徒会室に来てって言ってもらってもいい？』

五「は、はい！」

『ゲームの内容はそちらが決めていいからね。
わたしは何でも構わないから』

る「お、雪チャンやるんだ～！楽しみ♪」

出来ればギャンブルはやりたくないけれど
断ることは出来ないから、渋々引き受ける。

3件って…舐めれてるのかなぁ。

わたしがいない間ならほかの役員がいるのに。
それでもわたしのところへやって来るということは…
勝てる自信があるっていうこと？

桃「A、ディーラーはどうするの？」

『…暇そうなひと？』

桃「久しぶりのギャンブルだし、私がディーラーをするわ」

『ありがと、綺羅莉』

ギャンブルをするのは何ヶ月ぶりだろう。

学校へ行けても、授業に出ないこともあったから
わたしが来ているなんて知っている人は生徒会役員だけ。

だからわたしに挑もうと思う人はいない…と思っていたのにな。

る「雪チャンのギャンブル見ててもいーい？」

『いい？綺羅莉』

桃「えぇ、構わないけれど…手は出しちゃ駄目よ？
Aも本気でね？」

『…もちろん』

わたし、やる時はやる人間だもん。

・