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〔真冬ちゃん……恋って何だ?〕

「なんか非リアのボクをディスってる気しかしない……」

冬休み初日。Aから電話がきて、朝ご飯を食べ切らない状態で答えたのに物凄く馬鹿らしい内容だった。

「何でそんなこと聞くの?」

〔いや!ちょっと気になっただけだよ!?ほら、最近恋愛もののドラマ流行ってるじゃん?〕

「Aドラマなんて見ないでしょ」

〔うっ、うぅぅぅぅ…〕

恋煩い。まさにその言葉がぴったりだ。中学から一緒なので電話の向こうの彼女の顔は、容易に想像できる。

いいなぁ。ボクも青春したい…!

というか、彼女は恋だという事に気付いているのだろうか?馬鹿じゃないのは知ってるけどそういうところは鈍感そう。あくまで憶測だけれど。


なんか電話口でぶつぶつ独り言言ってて恐い。
休日と言っても特に予定なんてなく、スマホを耳に当てながらリビングのテーブルに戻って朝ご飯に手を付ける。

両親は仕事で出掛けているため家は静かだ。

箸を黙々と動かしていれば、盛大なため息が聞こえた。


「結局さ、どう思ってるの?彼方さんのこと」

〔……おぬし、何故それを〕

「そういうのいいから」

〔はい〕

ぱく、と一口ご飯を入れれば食べなれた味。ボクと彼方さんとの接点は一年生の時委員会が一緒だったことくらいだが、何となく馬が合う。その為まだ交友関係にあるが、あの人は何か考え込む事が増えた気がする。

ずっと、何か考えてる。


(…もしかして、Aのことなのかな)

対象にAも考え事が増えた。会話がいつもより素っ気なくなったし。何か、違う。

この二人がお互いのことを考えていたとしたら、それはもう両想いってヤツか。

まぁ、確定ではないけど。親友と呼べる程距離が近くて大切な友達が恋をしているとなれば、自分の非リア生活はさておき

結構嬉しい。


〔昨日…、かっこいいとか、思ってしまった〕

「まじか」

〔…はい〕

小さくなっていく声に笑みを抑える。なんだか、Aの父親になった気分。
また一口ご飯を放り込む。

「中学の時の非リア同盟はどうしたのさ」

〔いや、まだ続行中だけど…?〕

「…なるほどー」

〔意味深な間〕

気付いてないなこの人ホント馬鹿。

空を見れば曇が分厚くて、また雪が降りそうだった。

「今から課題やるから、もう切るよ〜?」

〔あっ、はいはい頑張って!〕

「ほいほいじゃーね」



ふぅ…、課題やるか









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ポン酢 - ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁそらるさんと青春?めっっちゃしたいぃぃ (2018年11月13日 20時) (レス) id: 0d659a75c1 (このIDを非表示/違反報告)
*Amu* - わぁ〜いい!めっちゃいい!更新頑張ってね! (2018年10月13日 23時) (レス) id: 345a321188 (このIDを非表示/違反報告)
*Amu* - まんぼうコロッケさん» そういえば、名前戻りましたね。 (2018年10月7日 19時) (レス) id: 345a321188 (このIDを非表示/違反報告)
*Amu* - た、ため口OKです! (2018年10月7日 19時) (レス) id: 345a321188 (このIDを非表示/違反報告)
*Amu* - わぁ〜家よりも厳しいwフレ=フレンドです。 (2018年10月7日 19時) (レス) id: 345a321188 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まんぼうコロッケ | 作成日時:2018年9月22日 16時

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