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24. ページ24

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「…っ」

「A?」


『お父様…!紫耀くん…っ』



玄関を飛び出した私の目の前に現れた二人。



部屋に閉じ込めているはずの私が突然飛び出してきたんだからびっくりするのも当たり前よね


『れん…れんはどこですかっ!?』


「もうこの家を出たよ」


『…っ』


まだ、まだ間に合う!
走ればきっと追い付く。



「A、!」


駆け出した私に待ったをかけたのは紫耀くん


「俺の傍に居てくれるって、あの言葉は嘘だったの?」


悲しい顔を浮かべる紫耀くんに心が痛む。



だけど、ごめんなさい。



私はもう嘘はつかない。



『…っ、ごめんなさいッ』




そう告げて私の名前を呼ぶ紫耀くんと父の声を背に駆け出した。




門をくぐり、部屋着の白のワンピースを揺らしながら夢中で走る。



そしてようやく見つけた彼の姿。


必死で彼を呼ぶけれど、振り向いてくれる気配はなくて。



今度はもっともっと大きな声で声をかける。



そしてやっと振り向いてくれた彼の表情はとても驚いていて


立ち止まる彼の元へまた走る。



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涼宮美桜 - このお話めっちゃくっちゃ大好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2019年8月9日 8時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:China | 作成日時:2019年7月21日 18時

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