普通が恋したお嬢様 (ページ19)

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渡「木ノ瀬さん起きて、着いたよ」

『んぅ.......な、べりん？』

渡「うんそう笑降りるよー」

『.....はぁい』

寝惚けてるのか足取りがおぼつかない木ノ瀬さん。

仕方ないから手を繋いで引っ張ってあげる、仕方ないからね

改札を通るのも一苦労だし、こんな起きないもん？

やっとの思いで駅から出て携帯のマップを開く

渡「えーっと、こっちか。木ノ瀬さん行くよー」

『...ぁしこまぃましたぁ～』

渡「言えてないし笑」

『あ！！！』

渡「わぁ！なに！？」

さっきまで寝惚けてたのに急に大声出すからビビった....寿命縮んだわこれ....

『あれは、コンビニですか！？』

渡「え？あぁ、そうだけど」

『行きたいです！』

渡「.....まじ？」

『まじです！』

めっちゃ好奇心旺盛じゃん笑

でもこれ帰ってくるの遅い！とかって家の人？お手伝いさん？とかに怒られないかな？

渡「でもほら今日はもう帰んないと、心配されるでしょ？」

『.....((しゅん』

っぐ....。我慢だ渡辺翔太。このしゅん。に負けちゃダメだ、、、

渡「こ、今度！今度連れて行ってあげるから...」

『....ほんとですか？』

渡「ホント！俺嘘つかないから！」

『....わかりました。では本日は帰りましょう！』

渡「((ホッ....」

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

しばらく歩いてやっとそれらしき建物見つけたんだけど....

渡「あの、木ノ瀬さん。違ったらアレなんだけどあの建物って....」

『あ！私のお家です！』

渡「(やっぱり....デカい、デカすぎる、、俺ん家何個分？)」

『歩いて帰れるものなんですねぇー！』

そりゃ繋がってるんだから帰れるだろってツッコミたい気持ちを何とか抑えて無事に家の前まで来た

渡「....この門入れんの？」

『お待ちくださいね、多分もうすぐ...』

((ｷﾞｨｰｰｰｰ

え、勝手に開いたんだけど、え何このシステム。ピンポンとか鳴らしてないよ俺

執事b「お嬢様！お帰りなさいませ！」

『ただいま帰りました！』

執事b「急に迎えは要らないと連絡が入ったので驚きました...ご無事で何よりです」

『あ、そうだ！ここまでなべりんに送って頂いたんですよ！』