金髪美女の海賊 6

航海217日目 ページ16

side senra


せん子…やっぱり危険人物だ
まさか革命派の動きを予想だけでここまで言い当てるなんて思って無かった

まぁ、別にいいけど

船「もうすぐ終わるし」
浦「何か言ったか？」

声に出てたか…
気を付けないとな

船「ううん。何も言ってへんよ？」

この船中々居心地良かったんだけどなー
残念

目を閉じるとこの船に来た時の事が鮮明に蘇って来るようだ
そう言えば、自分達でばら蒔いたはずの毒に侵食された時あったな

今考えただけでも笑える
不愉快過ぎて

さか子が作った薬で解毒した後あの女は処分したけど腹の虫が収まら無かった

だから、こっそりあの島の島民殺しまくってスッキリさせたなー
どうせ用済みだったし

島「センラ？」
坂「何かニヤけてる？怖ー」

失礼な奴…
おっと、我慢我慢

何か適当な理由…

船「んー？思い出しててん。せん子ちゃんが刀使ってたやろ？1戦やってみたいと思って」

流石帝国の公女様
そして、帝国騎士団副団長様

あー、そう言えば副団長就任後に皇太子妃にも選ばれたんだっけ？
まぁ、今となっては元だけど

浦「確かに、使いこなしてたもんな」
島「やるんなら俺からやろ」
坂「否、許可取ってからな？」

許可なんて取れる日永遠に来ない
馬鹿な奴ら

ほんとここの奴らがお人好し共で助かった
こんなにすんなり潜入出来るなんて

連絡はしたから恐らくもうすぐで来るだろう

此奴らはただの海賊にしては強かった
だから、今後の侵略の不安要素として排除命令が出てる

この船に潜入して約3年
やっと本拠地が分かった

別働隊も合流したから一網打尽に出来る

長かった
そのせいで少し絆されそうになった

やっと元の俺に戻れる

あっちの方が余っ程楽だ
面倒な事を考えなくてもいい

次の当主は俺だからご主人様と直接話さないといけないのは面倒だけど
命令に従ってれば好きなだけ殺れるし

長期任務やったし戻ったら休むか
親父も許可するやろ

彼奴ら早く来んかな









To Be Continued

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