金髪美女の海賊 6

航海216日目 ページ15

side sakata


さ「日向ー！刀見せて！！」

やっと話が終わったと思ったらすぐに日向の所に行ってしまった
まぁ、刀が珍しいんやろうけど

どんな話やったか知りたかったんに

日「やっと戻ってきた！色々持って来たからじっくり見てよ！」
し「へぇ、小さいのもあるんやな」
『本当に薄いんやね。折れへん？』
日「意外と丈夫だよ。まぁ普通の剣くらいの強度はあるかな。手入れは念入りにしないとすぐダメになるけどね」
し「『へぇー』」

しま子とせん子は興味津々なようで日向は質問攻めにあってる

確かに刀はかっこええけど！
剣やってかっこええやん！
俺の大剣とかさぁ！

…見飽きてるか

坂「笑顔、キラキラしてる」

何時もは大概俺らと話しとるのに…
外野に放り出された気分や

島「せん子の顔色が悪い」
浦「せん子の？」
船「いつもと変わらんように見えるけど…さっきの話し合いで何かあったんかな」
坂「まーしぃは何で分かるんや？」

うーん…分からん
本人には聞けへんけど気になるし
うら子に聞くか

そう思い俺は話しているうら子の服の裾をちょいちょいと引っ張っる

う「うん？」
坂「こっち来て？」
う「いいけど、どうしたの？」

何となくせん子がいる所で話すのは得策では無い気がして耳打ちする

坂「せん子の顔色悪いって、まーしぃが言っとってどうしたんかなって」
う「そういう事ね。分かった行く」
坂「ありがとうね」

ちょっと眉が動いた
何かあったんやな

う「勘が働いたのか、良く見てる証拠なのかどっちなんでしょうね」
島「何があった」
う「センラのここに来るまでの経緯と反対側の海域についてちょっとね」
船「あー…2人は向こうの子達やもんな」
う「因みにせん子は何となく気付いてたみたいよ。そういう所作をしてたって」

え？
所作？動きがそうやったって事？
まーしぃもせん子も人の事良く見てるんやな
俺やったら全然分からんかったわ

う「それと同時にあの子達が国を出た理由も思い出しちゃったみたい」
島「理由か…」

ここの船員の殆どが訳ありでここに居る
それは俺らも例外やなくて

でも、お互い何でここに来たか知らんまんま一緒に過ごしとった

けど俺は打ち明けた
そうせなアカン事態になったからって言うのもあるけど、それだけや無くて…

話したいそう思ったから

結果俺は気持ちが楽になった
気持ちに整理が着いたから

話して欲しい
一緒に悩んであげたい
仲間やから

そう思うのは俺の我儘何かな？









To Be Continued

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