金髪美女の海賊 6

航海212日目 ページ11

side you


笑うのは失礼だって分かってたけど、面白すぎて耐えれなかった

さか子のああいう所好きだなぁ
うら子ちゃんには殴られそうになって、凄く睨まれたけど

う「うら子です。今は戦闘員としてこの船に居ます。元はうりゃしましゃかたせんという海賊で船長でした。喋っていいよ」

あ、許可だした
まぁ、黙ってなさいって言われてたから許可出すまで喋るつもり無かったけど

し「ん。しま子や。同じく戦闘員やけど、元の船では航海士も兼任してた」
さ「さか子です！今の船でも前の船でも戦闘員兼船医やで！」
『せん子です。戦闘員とコックを兼任してるので、お腹が空いたら言って下さい』

それにしても副船長さんの意味深な言葉と視線は凄く気になる
船長さんが報告してたんだろうけど

あの笑顔
何考えてるんだろ

零「あー、この船の副船長だ。名前を零音と言う。これから宜しく。」
う「宜しくお願いします」

うら子ちゃんが礼をしたので私も礼をすると、そろそろ空気を読まないと不味いと感じたのか、2人もうら子ちゃんにならい礼をした

挨拶は終わった
他に聞きたい事が沢山あるけど…

チラッとうら子ちゃんを見ると、副船長さんを見つめていた

う「あの、さっきの話しぶりから察するに私達を知っていたようでしたけど、どこで知ったんですか？私達が海賊初めたのは貴方達が別働隊として反対側の海域に行った後なのですが」
零「そうだな…智和からの連絡もあったが、お前達が救って来た村や町、国の噂はここまで届いて来ていたんだ」

反対側まで…

零「女4人しか居ないのに半年で指名手配される程の海賊は何処からも注目された」
智「それと、お前達は捕まえたら1億近い値段で買い取ると言われていたんだ」
さ「1億！？何で！！？！」

私の家のせい？
否、違うこの人達は知らなかった

零「お前達は軍の間では指名手配犯だが、闇取り引きを行う様な場では見目秀麗な少数海賊、狙うには丁度いいとされていた」
し「成程な、確かに指名手配されてから異様な狙われ方をされてた」

確かにそうだ
狙って来る人達は「少し味見」等と気持ち悪い笑みを浮かべて襲って来ていた

返り討ちにしてたけど

う「ねぇ、もしかして初めて会ったのって偶然じゃ無いって事？」
智「そうだ。浦田達には知らせて無かったが、連れて来てくれて良かった」

保護してくれたって事か…

否、だからと言って敵船と間違えて撃ってきた事は許してないけど









To Be Continued

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