１４度 ページ19
「ど…どうしたの２人とも急に…。」
「ナツはロメオくんと同じだからね。」
「え？」
「自分とだぶっちゃったのかな？」
そういうとミラは俯いた。その姿は懐かしそうに記憶を読み返しているようにも見え、切なそうに泣いてるようにも見えた。
「ナツのお父さんも出ていったっきりまだ帰ってこないのよ。お父さん…って言っても育ての親なんだけどね。」
ミラはAの飲み終えたコップを回収する。そしてルーシィを見てニッと笑った。
「しかもドラゴン。」
「ドラゴン！！？ナツってドラゴンに育てられたの！？そんなの信じられる訳…。」
「ね。小さい頃そのドラゴンに森で拾われて、言葉や、文化や、魔法なんかを教えてもらったんだって。でもある日。ナツの前からそのドラゴンは姿を消した。」
「そっか……それがイグニール…」
ルーシィはハルジオンでのナツの言葉を思い出して切なそうに俯く。
そうか、あの言葉にはそういう意味が含まれてるのか。
「ナツはね…いつかイグニールに会える日を楽しみにしてるの。そーゆーとこが可愛いのよねぇ。」
「あはははは。」
ミラが机の上に飲み物を置く。ルーシィに、という意味合いらしい。
「私たちは…、」
「！」
ルーシィはその時少し戸惑った。ミラは見たこともない表情をしていた。笑っているような、泣いているような、悲しんでいるような、蔑んでいるような、そんな表情。
「妖精の尻尾の魔導士達は…みんな何かを抱えてる…。傷や…痛みや…苦しみや………私も。」
「え？ 」
「ううん！なんでもない。」
ミラはそう言って笑った。なんだかルーシィはなんだか笑う気分になれず俯いた。
「それにAはとても優しいからね。ナツがあぁいうとき必ず傍にいてくれるのよ。もちろんナツだけじゃなくてグレイもエルザもロキも私も。」
「いい子だけど、とても強がりね。」なんて言い笑うミラにルーシィはなんて声をかけていいのか分からず、ただただミラを見つめていた。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
ナツのマフラー
ラッキーソング
恋焦がれて見た夢 絢香
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赤音 - 真顔から笑顔になれるんだすげぇwwwあ、あとキャラクターのセリフの前にいっている人の名前をかいてぐさるとありがたいです！！私はバカなもので人一人のセリフ覚えれないんです…… (2015年8月15日 12時) (
レス) id: a4efc12e17 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - とっても面白いです！小説頑張ってください！ (2015年8月13日 16時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - 水@さん» 真顔、から笑顔です！！確かに言われてみれば謎ですね、失礼しました！！ (2015年5月19日 0時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
水@ - 極度の鈍感で「付き合って」というと真顔で「いいよ！どこに行くの？」にニコリと笑う。…な ん で す と！？真顔で笑えるのですかっ！？それとも真顔から笑顔になるんですか？…長文失礼。この作品面白いですねっ！ (2015年5月17日 23時) (レス) id: 8f6e1d2a85 (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - ユキノさん» ユキノさん！ ご指摘ありがとうございます。これからも、何かあればよろしくお願いします！ (2015年3月24日 9時) (レス) id: b9de7aef37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2013年9月26日 18時
