捜査ファイル４４ ページ44
怪盗レトルトから距離を少し取る。
でも、怪盗レトルトは気にしていないようにあたりをわざとらしく見回す。
「あっれー、おっかしいぞー？」
怪盗レトルトがふざけたようにそう聞く。
私は何のことかわからず、首を傾げる。
「キヨ君が何でいないんだー？」
なんて言って、横目で私の事をバカにしたように見る。
私はその目が気に入らず、じろっと睨みつけると怪盗レトルトは慌てて両手を左右に振る。
「あぁ、そんなに怒らないでや!」
「…その目が嫌いなんです。人をバカにしたような目。」
私がそう言うと、あちゃーなんて声を出してニッコリと笑う。
「それにしても、Aちゃんに睡眠薬の効果が出なくて良かった。」
「睡眠薬…？」
ここまで聞いてハッとする。
もしかして、お茶を出したのはフジさんだった。
ってことは、睡眠薬を入れられる可能性があるのはフジさん。
しかも、怪盗レトルトがフジさんに変装してると考えれば
「…はめましたね。」
「えー？そんなつもりはないんやでー？」
なんて楽しそうに笑う。
そんな中、私はチラッと腕時計に目線を移す。
時刻は23時59分。
もう怪盗レトルトに盗む時間はない。
「私たちの勝ちですね。」
思わずそう呟いてしまった。
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まちおか - プギャー(＾Д＾)ｍ９ (2015年11月27日 15時) (
レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - いや (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - お前こそ誰？whatyourname? (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - 二人とも誰だよ (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
厨二病Ｒ - ねぇねぇ何でもないゆってみただけ (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ko-kinn
作成日時：2015年7月14日 18時
