捜査ファイル３３ ページ33
キヨさんはあの後、なにかお菓子が食べたいとわがままを言い、フジさんがお菓子を持ってきてくれることになった。
つまり、客間には私とキヨさんの2人。
「キヨさん、あまりわがまま言わないでくださいよ。」
フジさんに迷惑です、なんて言うとキヨさんはシーッと人差し指を口元に持って行く。
そして、私のことをちょいちょいっと手で呼ぶ。
私は仕方なくキヨさんの方に体を寄せると、耳に顔を近づけて小声で話してきた。
「今のフジ、ぜってぇニセモンだ。」
そう聞いて驚く。
キヨさんのただの勘じゃないか、と思ったがキヨさんの顔は確信を持っているようだ。
「俺、好きなお菓子なんてフジみたいな金持ちの家にないし。」
「そ、そうですね。」
私がそう言うとフジさんが戻ってくる。
「あれ？そんなに近づいてどうした？」
「嫌、俺ら仲良しだし？」
「やめてください。」
キヨさんが肩を組んできたので、その手をすかさず叩く。
それを見て、フジさんが笑う。
「ごめん、お菓子これしかなかったわ。」
「おーっう!」
キヨさんは元気よく手をあげて返事をする。
そして、すぐにお菓子を手に取って口に頬張る。
「フジー、召使さんが探してるー。」
「え？ごめん、ちょっと席外すね。」
フジさんが立ちあがり、ヒラさんと共に歩いていく。
キヨさんはその後ろ姿をずっと見つめていた。
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まちおか - プギャー(＾Д＾)ｍ９ (2015年11月27日 15時) (
レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - いや (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - お前こそ誰？whatyourname? (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
まちおか - 二人とも誰だよ (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
厨二病Ｒ - ねぇねぇ何でもないゆってみただけ (2015年11月27日 15時) (レス) id: 6f739d278e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まちおか
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/ko-kinn
作成日時：2015年7月14日 18時
