【実況者】怪盗レトルト参上!! 3品目 【主に平和組】

捜査ファイル３０ ページ30

「頭痛いー…」


あの後、キヨさんは事務所ですぐに寝てしまった。
私も帰ろうとしたけど、さすがに事務所をこんな酔った人に任せるのは気が引けるので私も事務所に寝泊まり。

朝起きて、キヨさんがすぐに発した言葉が頭痛い。
やっぱり二日酔い。


「ちゃんと薬飲んでください。」
「うぃーっす…」


机の上に置いてあった薬をキヨさんに言う。
キヨさんは素直に薬を飲む。
そして、机にバタンと伏せる。


「キヨさん、起きてください。」
「嫌だぁ…頭が重すぎて動きたくないー…」


キヨさんは小さな子供のようにダダをこねる。
私は溜息をはいて、手紙を取りに行く。

バタンッと大きな音を立ててドアを閉める。
そして、手紙を確認しようとポストを見ようとしたら人影。
誰だろう、とみるとそこには怪盗レトルトが居た。


「昼間から外を出歩く怪盗なんて聞いたことないんですが。」
「俺も、怪盗と話しをする探偵助手初めてやわ。」

「それで、何の用ですか。」


私が聞くと、怪盗レトルトは怪しく笑う。
そして、


「予告です。」

「スカイブルーが見つかりました。今夜の23時50分に伺います。
　そして、日付が変わるまでの10分で必ず盗んでいきます。」

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