【実況者】怪盗レトルト参上!! 5品目 【主に平和組】

捜査ファイル２ ページ2

『心配だけど自分の体を休ませるのも大事だろ？今のうちに休ませておいて、明るくなったら探そうってことだよ！』


なんて、偉そうに語るキヨさんの声が目の前に置かれているスピーカーから放たれる。
それを聞いて、楽しそうに笑顔を浮かべる怪盗レトルト。


「んーキヨ君も考えてるんやなー。」


ね、Aちゃん！なんて言われるが私の耳には届かない。
っていうか、シャットダウン中。

諦めずに話しかける怪盗レトルトを見てかわいそうに思ったのか、常識人…つわはすさんが怪盗レトルトの頭にチョップを落とす。


「レトさーん。Aちゃん聞いてないから諦めて？見てるこっちが悲しくなるぐらい無視されてるの気づいてる？」


なんて、明らかにかわいそうな子を見るような目で怪盗レトルトを見ている。
怪盗レトルトは気づいていなかったのか驚いたように声を出してから、なーんだっと言って私の元を去っていった。


「ふー。ごめんね、Aちゃん。」
「ごめんと思うなら私から縄を解いてくれませんか？」
「それはさすがに無理ー。」


つわはすさんはあざとくバツマークをつくる。
あざとすぎる。

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