【d!】我々怪盗団

７＿帰宅 ページ7

＿帰り道＿




みんなが帰ってから帰ろうと、１足遅く帰る。




だが、



何もない一本道。



人気もなく少し薄暗い道。




見慣れた人がキョロキョロと辺りを見回している。





あれは確か・・・




『シャオロン・・・？』



オレンジ色のニット帽にピンクの豚のバッチを付けている。



間違いなくシャオロンだ。


『ど、どうしたんですか？』



sho「・・・家の鍵、またなくしてもうた。」


　・・
『また？』




sho「毎回なくしてまうねん。・・・まあええや」



『え？いやいや、良くないでしょう！？家に入れないんだよ！？』



びっくりして思ったことをすべて口に出す。


するとシャオロンは自信満々な笑みを浮かべてこういった




sho「大丈夫や！」




そう言ってシャオロンはとある一軒家に歩き出す。


そしてシャオロンは服の左ポケットから針金のようなものを取り出した。



ｶﾞﾁｬｯ





っと、手慣れた手つきで鍵穴に差し込み、１分も経たないうちに鍵を開けてしまった。



sho「(´・ω・`) ﾄﾞﾔｯ」



どんなもんだ、と言わんばかりにキメた顔をするシャオロン。


『か、鍵。結局いいの？』


sho「まあいつものことやし。気にせんでええよ。」



いつもなんだ・・・(引き



sho「あ、せや。せっかくやし、上がってかん？」



『え？』



sho「迷惑ついでに。どうや？」



『・・・じゃあ、お言葉に甘えて。』




いつもだったら断るのに、なぜか




思ってもない返事をしてしまった。

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