ひまわり 8 〜 yarn for you 〜

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ジェシーside



今日は優吾が北斗とゴルフへ行く日。

俺は仕事終わりに1人で居るのが耐え切れなくて、後輩数人を飲みに誘った。

その中には俺に告白して来た後輩もいて、2次会では2人きりになってしまったのだけど。



後「あの人ヤバいっすよねぇ。ジェシーくんも大変っすね」

俺の気も知らずソイツはウイスキーのグラスを眺めながらゲラゲラと笑う。

ジ「うるせ」


コイツは俺に告白して来たくせに最近優吾に懐いているのだ。

どうして俺が優吾に惚れたのか知りたくて、彼にまとわりついているうち、ついに『優吾の沼』にハマってしまったらしい。
　

お前もか。

ようこそ同志。

でも優吾は俺のものだよ。


後「沼に引き摺り込んで来たクセに自覚無しですから。そのあと放置されたりするし、あの人押しと引きの塩梅が絶妙なんすよ。
しかもそれ、計算してませんから。あんな人、世の中に野放しにされてちゃ困ります」

ジ「AHAHA！知ってるよ。もちろん危ないから野放しにはしてないけどさー・・・けど束縛するわけにもいかないし・・・」

後「ジェシーくん、声ちっちゃ！心中、お察しします！はは！」





結局あの後沢山飲む気にもなれなくて、酔う事も出来ない俺は早々に帰ることにした。


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ジ「ただいま〜」

どーせ、まだ帰って来てないでしょ。

そう思ったら玄関に優吾の靴とゴルフバッグがあった。
なんだ！帰ってるじゃん！！



　

3→←1 罪な人

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