3 ページ4
ジェシーside
腕を引っ張られて連れて行かれたその先にいたのは
撮影スタッフ。
ス「ジェシーさん！どこまで行ってたんすかー？」
ジ「ごめん！ごめん！」
ス「どこ行くんすかぁ？」
ジ「ちょっと待ってて！
バタバタとそのスタッフの横を通り過ぎ、こーちは先程の白い家のドアの鍵をガチャガチャと忙しなく開けている。
さっきは気が付かなかったけど、近くに来ると小さな木の板に店の看板らしきものが掲げられていた。
「 Leucadendron Jade Pearl 」
優「あ？あれ？開いてたわ・・・」
おいおい、無施錠かよ・・・。
慌てん坊なのも変わらない。
優「入って！！」
その中に入ると、様々なアクセサリーが並んでいて
やはり家では無さそうな雰囲気。
そのまま手を引っ張られ2階に上がると、木の家具に囲まれ白とグレーのファブリックを基調にした洒落た部屋が現れた。
優「脱いで！！」
ジ「HE？？？」
優「早く！！」
上裸にされて、こーちは染み抜きらしき事を始めた。
ジ「出来んの？」
優「ううん。はじめて」
え？不安でしか無い。
それでもこーちが一心不乱に染み抜きをしている間、
暇な俺は部屋をキョロキョロと見渡した。
何やら作業台みたいなのがある。
様々な金属が置いてあるから、さっきのアクセサリーはもしかしたらこーちの手作りなのかな・・・。
こーちは昔から慌てん坊でうっかりさんだったけど
手先が物凄く器用で、高校生の時からシルバーのアクセサリーを作ったり、レザークラフトなんかをやったりしてた。
丸い小さな頭が目の前でゆらゆら揺れているのをじっと見ていたら、こーちがふと顔を上げた。
眼に涙を溜めてうるうるしている。
優「全然ダメ・・・」
ジ「だよね・・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 849人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
櫂(プロフ) - thhyさん» thhy様、とても嬉しいです！かなり昔の作品ですが私もお気に入りなので、thhy様のコメント頂けて機会があったら続編も書いてみたいなって思えました。ありがとうございます(^^) (2月9日 0時) (
レス) id: 10b1900e3d (このIDを非表示/違反報告)
thhy - このお話とっても面白いので更新待ってます！ でも、無理だけはしないでくださいね！ (2月3日 11時) (レス) @page50 id: 69657aab33 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - sailさん» うわぁーん！sailさんお久しぶりです！嬉しい！読んで頂いてるだけでも励みになります(//∇//)しかし今回は難産でした笑。jsygはいつも書いてるので良かったのですが残り２組が難しかった。でも大好きって言ってもらえて良かった（≧∇≦）まだまだ精進せねばです笑 (2021年6月25日 1時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
sail(プロフ) - お久しぶりです！最近立て込んでいて感想等書けなかったのですが、櫂さんの作品をいつもすごく楽しく拝読しています！このお話も三者三様にラブラブで少し切なくて大好きでした。ラストはまさに大団円で…涙。彼らの幸せな姿をまた見られれば嬉しいです。応援してます！ (2021年6月25日 0時) (レス) id: b8f530ada7 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - サキさん» サキ様ぁ！コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けるとこちらこそ幸せな気持ちになります(//∇//)作品を作るうえで行き詰まった時に、皆さんからのコメントを読み返してパワーに変えてるんですよ(≧∀≦)本当にありがとうございます。更新頑張りますね(^^) (2021年5月19日 16時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫂
| 作成日時：2021年4月13日 17時
