「新 信長公記」 広島の猪武者、福島推して参る！

二十 ページ21

みやびside

豊「なんでちょいええ雰囲気になってんねん！？おかんは許しまへん！」

『われはうちのお母さんじゃないじゃろ』

そうですよ！秀吉くんからかわないでください！なんて言ってる明智くんの耳は赤くなっています

なるほど、これが「てえてえ」と言うやつなのですね！あけふくか……いや、この場合はふくあけ？どのみち美味しいですね(((

「─い？お─？み─！」

豊「みやびちゃん！」

み「はい！？」

豊「何ボーッとしてるん？Aちゃんと明智もう行ったで」

み「なんと！」

───────
side change みやび→A


明《もしお願いするとしたらこれしかなかったから今回の旗印戦に出て欲しく無かったんですが……》

明《Aさんには僕が移動する間、家康くんの足止めをお願いしたいんです。》

なんて明智の奴は言いよったけど

まあ、頭の使えんうちが出来ること言うたら明智の護衛か家康の足止めじゃけぇなぁ。

しかし、明智の口からそがいな言葉が出てくるたぁちいと意外じゃったな

『てか、家康何処におるんじゃ。まどろっこしい』

聞いた方が探す手間も省けて楽じゃのぉ

─────

A学校内歩き回っとるのに全然見つからんのじゃけど。家康何処におるか知っとる奴いる?
井伊さあな。だいたい20分くらい前に1階うろついてる所は見たけどこんだけ経ってりゃ移動してるだろうからな
豊臣俺は始まってすぐ位に上に上がってったの見たで!あれはきっと3回に行こうとしてたに違いない!
A流石野生の猿じゃのぉ。耳がええ

豊臣そうそう、俺猿やから……ってなんでやねーん!

前田家康ならさっき2階から下に降りてくの見たから1階にいるんじゃねえか?

Aお、ナイスじゃ前田。後でなんか奢っちゃる



Aあ、おった。取り敢えず外に引っ張り出すけぇ明智はその間に移動してくれ。

明智わかりました。Aさん、気を付けて下さいね

Aりょーかい



──────

『おい、家康。ちいと話があるんじゃけど』

徳「なんだ。手早く済ませろ。俺は明智を探すので忙しいんだ。」

よう言うわ。余裕そうな笑み浮かべやがって

『一昨日の話じゃ。われにとっても大事な話じゃろ』

徳「………ここじゃお前も安心して話せないだろう。ついてこい」

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