･･･１、です。 ページ3
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｢如月、これ職員室まで運んでおいてくれるか？｣
有無を確認する事もなくノートを私の机の上に置いて行ってしまった先生
内心ため息をつきながらも、黙ってそれを両手に抱えるようにして重たい足取りと共に運ぶ
う…前が見にくい…
｢あ、完璧天才少女がまた先生の雑用してる！｣
｢うわーマジだ…文句も言わずに良くやるよな。俺だったら絶対ムリ(笑)｣
…聞こえないようにしてるつもりかもしれませんが、バッチリ聞えてますよ
3年生の教室は3階で職員室は2階
たった1階だけなのに気分まで重くなってくる
それに──
ドンッ
考え事をしていたら後ろを向いて歩いていた誰かにぶつかってしまい、その拍子にノートも落としてしまった
慌ててその人に頭を下げ、ノートを拾い集める
｢あのさぁ、ぶつかってきたのに謝る事もしないの？｣
不意に降ってきた怒りを含んだ声
もう一度深く頭を下げようとしたその時
｢及川ボケェ！おめぇが後ろ向きに歩いてたからだろうが！｣
大きな怒鳴り声が廊下に響いた
よくよく見ると、ぶつかったのは隣の席の及川徹君で、怒鳴ったのは隣のクラスの岩泉一君だった
誰かと喋ることのない私でも、バレー部は有名だから知っている
｢だって──｣
｢言い訳すんな！ほら謝れ…！｣
そう言いながら強制的に頭を下げさせようとしている
私は岩泉君に駆け寄り首を横に振った
｢すまんな、クズ川が。これ手伝うか？｣
私に問いかけながらもノートを拾ってくれている
大丈夫、という意味を込めて再び首を振った
｢…俺女の子に呼び出されてるから行くね｣
及川君はそう言って行ってしまった
…まだちゃんと謝れてないのに……
｢…あいつの事は気にしなくて良いからな｣
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ぴよにゃん - まぁなんだかんだどっちもかっこいんで何も言えねぇ (2016年7月7日 23時) (
レス) id: 30b05ba8be (このIDを非表示/違反報告)
狐恋(プロフ) - ぴよにゃんさん» 全然大丈夫ですよ、僕もこの状況だったら岩ちゃんを選びます(( (2016年7月7日 19時) (レス) id: aca6a2b62e (このIDを非表示/違反報告)
ぴよにゃん - ごめんなさい言い過ぎました私が岩ちゃん好きなだけですね((( (2016年7月7日 19時) (レス) id: 30b05ba8be (このIDを非表示/違反報告)
ぴよにゃん - えー、私だったら絶対岩ちゃん選ぶけど…どこがいいの？ (2016年7月7日 19時) (レス) id: 30b05ba8be (このIDを非表示/違反報告)
狐恋(プロフ) - 西倉蒼真さん» 教えて下さりありがとうございました！これからは気をつけます！ (2016年5月7日 21時) (レス) id: aca6a2b62e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐恋 | 作成日時：2016年5月3日 12時
