＊episode 悲痛＊ ページ37
「お待たせしました〜････」
「いらっしゃい。さ、入って入って！」
「は、はい」
ぐいぐいと背中を押され、挙動不審になりながら部屋へと入る。椅子に腰を下ろし、ふぅと息を吐いた。
「聞かせて聞かせて！」
「な、何をですか？」
「快斗がAちゃんの家に行ったって話。直接快斗に訊くのもあれだし」
にっこりと効果音がつきそうな勢いで千影さんが笑う。ハハハ････と苦笑いし、一応誤解は解いておこうと口を開いた。
「一線は越えてないですよ？まあ、風呂上がりにキスされて押し倒されたくらい」
「え〜、快斗って意外とグイグイ行くタイプなんだあ」
「そこで解毒効果が切れちゃって････少し寂しいような嬉しいような、そんな感じで」
頬を掻き、俯く。千影さんなら素直に話せる、前からそう思っていて信頼する存在だったが、好きな相手の母親という立場でもある彼女とは実の親子のような、何かを感じた。
「お前････何でここに居るんだよ？」
いつの間に来たのか、どさりという音と共に快斗がキャリーバッグを置き、こちらに歩み寄ってきた。逃げなければ。そう脳内が警鐘を鳴らしている。
「快斗に教える必要は無いでしょ？千影さん、短い間話に乗ってくれてありがとうございました」
「あら、帰っちゃうの？楽しかったのに〜」
「どこか適当な場所に泊まります。それじゃ」
「おい、待てよ････！」
バタンという音と共に後ろから聞こえた快斗の声は、どこか悲痛な感じがした。流石にこんな時間に小学生が一人、フロントを出ていくのは怪しまれるだろう。
近くのトイレに駆け込んで個室に入る。大きく深呼吸してから、ポケットから取り出したカードを扇形に広げてブラックライトを当てた。
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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - アイリスさん» ありがとうございます！快斗君格好良すぎて…… (2018年6月2日 12時) (
レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 展開が甘酸っぱい…快斗に惚れ直しました(笑)これからも応援しています！ (2018年6月2日 12時) (レス) id: b4b2c4fcf3 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます！応援に応えられるよう頑張りますね！ (2018年5月29日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 快斗ー！！めちゃくちゃカッコいいです！！10点連打機能がない占ツクを初めて恨みました…！笑 続きも応援しています(*^^*) (2018年5月29日 11時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - MONOさん» ありがとうございます(^^♪ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
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