藤北解体新書……弐巻

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めっちゃ……チュキやで。-5-



★宮田の場合


M「ねえヒロコちゃん、カニ好き？」


K「好きだけど？」


M「カニ食べる？」


K「え、今？」


M「そう今。
こっち来て。
カニあるよ。」


壁に張り付いて手足をウニウニと動かす宮田。


そこに近付く北山。


M「と〜れとれぴ〜ちぴちカニ料理〜♪
ヒロコをカニ挟み！！」


K「ウッ！」


M「朝までヒロコを挟みます！！
チュウ！」


T「キモい……」





★横尾の場合


ソファーに座る横尾。


Y「ヒロコこっち来て。
そのナイトウエアめっちゃカワイイなあ、良く見せてよ。」


裾を翻してクルリとターンする北山。


Y「姫路城くらい白が似合う。
ヒロコは白鷺のように美しい。
さあここに舞い降りなさい。」


ヒロコをソファーに座らせ、チュウ。


Y「白鷺城みたいなヒロコも良いけど……もう脱がしちゃいたいっ」


K「やーだぁ」


Y「『白ドレス 脱いでもヒロコは 世界遺産』b〜〜y渉」


M「一句詠みましたね？！」


K「世界遺産なんて恐れ多いわ。」





★千賀の場合


S「ねえ、奈良の法隆寺って誰が建てたか知ってる？」


K「大工さん！」


M「懐かしいね。
それ、なぞなぞの定番でしょ。」


S「もおおお……真面目に答えてよ。」


K「聖徳太子。」


S「聖徳太子より、僕が優れてるトコ何だと思う？」


K「無い。」


壁ドンする千賀。


S「わからないなら教えてあげる。
それは……聖徳太子は沢山の人の言う事いっぺんに聞けたけど、僕はヒロコの声しか聞こえない事。
今夜はヒロコの声……いっぱい聞きたい……」


壁際のチュウ。


M「ヒロコさん、キュンキュンきましたかあ？」


K「んー目が怖かった。」






★玉森の場合


T「ヒロコ、ベッドに立って。」


K「ンしょっと……こうですか？」


T「わー背伸びたー阿倍野ハルカスかと思ったー
ん〜でもやっぱり降りて。」


K「ハイハイ。」


T「すっげーめり込んだね。
ギャップ萌え〜……」


腰を屈めてチュウ。


客「キャアーーーー」


T「あ、でももう一回上がって。」


K「あれ、続きあるの？
ンしょンしょ……上がりましたぁっ」


T「ふぁー目の前にキターー！！」


顔を勢い良く胸に埋める玉森。


T「イテッ」


M「ヒロパイはプラスチック製ですよ！」


K「今、ドゴンッ！てノイズをマイクが拾いましたね。
すみません、オパーイが硬くて。」


T「硬くてもイイ、オレはヒロコを抱く！！」


客「ギャアアアアアアア」

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