検索窓
今日:2 hit、昨日:10 hit、合計:297,494 hit

32 ページ33

12月半ば__


日中もだんだん寒くなってきて暖房はつけっぱなし
おかげで室内はポカポカでこのまま外には一生出たくない気分

ついうとうとしていたところに突然自分のスマホから着信がきた

相手は母からで普段、あまり連絡を取っていないから急なお母さんからの着信に何事かと思ってすぐに出てしまった



両親は呪霊が見えなくていわば非呪術師
五条くんみたいな呪術界において代々続いている家系ではなくて私は非呪術師から生まれた呪術師だ
高専に入学したのもスカウトがきっかけ


母はこっちの界隈のことをよく理解してくれている

ただ父は厳しくて頑固者


昔は自分と同じ医者を目指せってずっと言われて育ってきた
最初こそ、呪術高専に入学させるの凄く反対されてお父さんと大喧嘩した


今私が呪術師として、そして医師免許を取って、医師として仕事をしていることには渋々納得してくれている


父が今の私の仕事に納得しているのはこの術式様様なのだ





「A、元気にしてる?急に連絡してごめんなさいね。実はAにお見合いのお話が来てるの。」




『えっ?なに急に?どういうこと?』





「お相手は、お父さんが務めてる病院の理事長の息子さんでね。元々あちらがお見合い相手をお探しだったの。お父さんが、Aの写真をお送りしたら一度会ってみたいってお返事が来てね。A、今お付き合いしている方いないでしょう?まずはお話だけでもいいから会ってみてほしいの」


お父さんは勝手に何をやってるんだか

勝手すぎる父親に怒りを通り越して呆れたため息がこぼれる




『でもお母さん、私今はまだそういうの考えられない』




「A、今のお仕事のことだってきっと理解してくれるわ」



お母さんは優しい

本当に優しいけれど結局はお父さんの味方だ

亭主関白とまではいかないがお母さんはお父さんに甘い

この電話だってきっとお母さんの電話先の傍にはお父さんがいてこの話を聞いているだろう

お母さんに電話をさせて私を説得させる

自分が電話をしたら私が話を聞かないからだ






呪術師の事を潔く理解してくれるだろうか

見えない呪霊を相手に戦う

下手したら死ぬことだってある


お見合い候補としては私、職業に難ありすぎない?

33→←31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (384 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1249人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , さしす組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ナミ - コメント失礼します。すごく面白いです。更新頑張ってください! (2023年4月7日 22時) (レス) @page9 id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
かおりこ - ま、まさかここで止まるとか、続きを楽しみにしています。 (2021年1月2日 20時) (レス) id: e8981eeecf (このIDを非表示/違反報告)
* - 悟かわえぇ………… (2020年12月30日 17時) (レス) id: 6b62d85a2c (このIDを非表示/違反報告)
むにえる(プロフ) - ななさん» 閲覧ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しいです泣 (2020年12月19日 13時) (レス) id: 4151135e98 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 気持ちがズッキュンズッキュンしました。ありがとうございます!!! (2020年12月18日 1時) (レス) id: c6d407f0e0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:たろち | 作成日時:2020年12月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。