純愛ノスタルジー【影片みか】

純愛8 ページ9

「それで、Aちゃんはどうしたいのかしらァ」
「どっ、どうしたいって…みんなに正気に戻ってもらいたい一心でございます…」


困ったときはなるちゃんか真緒に相談!!(2ｰBの常識)
時は放課後。Aちゃんモテモテ事件について二人に相談中です。


「やっぱりメイクが原因よねェ…」
「そうだな…みんなAの本性知らないから余計に夢見てるんだろうな…」
「本性って何だよ」


そっか、やっぱりメイクか。
想像以上に可愛くなっちゃったからみんな私のこと好きになっちゃったか。そーかそーか、ミーハーにも程があるぞ!!


「いや無理だわ。みかちゃん以外に恋愛感情向けられたくないマン。」
「じゃあメイク落とせよ。影片も気付いてなかったんだろ〜?」


真緒、ド正論。
返す言葉もありません。
でも!!みかちゃんに気づいてもらいたいのに!!更に可愛くなった!!私を!!(誇張)


「ちょっと真緒ちゃん!!乙女心が分かってないわねェ!!気づいてほしいのよ!!可愛くなった自分に!!」
「え、直接言えば良くないか??メイクしてみたけどどう?って。」
「っもう!!だから違うのよォ!!」


うーん、どうしよう。
真緒の言うことが正論すぎる。
みかちゃんともっとラブラブしたいのに周りの目があってラブラブできないし。メイク落としちゃおっかな。


「なるちゃん、やっぱりメイク落とす!!」
「Aちゃん!?落としちゃっていいの!?でも元凶はアタシがメイクしようなんて言ったからなのよね…」
「気にしないでよ、でもみかちゃんとデートするときはまたメイクの仕方教えて!!」
「Aちゃんっ…!!」


そうと決まればトイレに駆け出す。
今すぐメイクを落としてそれから…全力で暴れて本性さらけだしちゃおっかな！！！！((


まぁアイドル科には男子しかいないし、そんな中現れたたった一人の女子に夢見る気持ちも分からなくもないよ…(ドヤ顔)


残念だったな恋に飢えているアイドルたち！！恋愛は他の学科とやってくれ！！私は早くみかちゃんとラブラブしたい！！

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