検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:10,839 hit

CHIDOKU - y 3 ページ7

玄関に入ると、美味しそうな料理の匂いが立ち込めていた。



「うわぁ〜いい匂いするよ〜。」




「だろ?手洗って、座っててよ。」




「はーい。あ、ビール冷蔵庫に入れとくよ。」



コンビニ袋を受け取って、冷蔵庫に片してから洗面所へ向かう。




通りかかった台所で最後の仕上げや盛り付けをしている後ろ姿がカッコよくて、少しドキドキした。



「「かんぱーい!」」



カランとグラスを合わせ、グビッと一気に体に入れる。



ソファの前に置かれたローテーブルには、たくさんの魚料理。



カルパッチョに煮付け、アクアパッツァまである。



盛り付けもオシャレで、どれもすごく美味しそうだ。



「これ独り占めできるとか、幸せー!」



「いや俺もいるから(笑)」



「そーだった(笑)いただきますっ!」



「めしあがれー。」



並べられた料理はどれも絶品で、特に煮込みはこの短時間で作ったとは思えないほどに味がしみてい美味しくて、お酒が進んだ。




部屋の奥のテレビでは、会員制の有料チャンネルの海外ドラマがBGM代わりに流れている。




ソファの下にクッションを置いて、2人隣り合って座っていると、たまに肩が触れたりする。




その度にドキッとするけれど、顔に出さないように必死だった。



渉の横顔はすごく綺麗で、近くで見ると、なんだかたまらなくなって、ソファの上に避難した。




「お腹いっぱいになってきた〜。」



「満足してもらったならよかった。」



「もうお腹いっぱいで動けない〜。」




まだ、帰りたくなくて、ころんっとそのまま横向きにソファに倒れこむ。

CHUDOKU - y 4→←CHUDOKU -y 2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
70人がお気に入り
設定タグ:北山宏光 , キスマイ , 横尾渉   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kainaniak2 | 作成日時:2019年6月24日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。