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黒尾side
「リエーフくんバンザイブロックだめだよ〜」
「あっ、はいっ!!」
「研磨ブロックアウトのボール諦めんな〜」
「………だって、どうせ点取られるじゃん」
「ぶひゃひゃひゃ!!」
「黒尾ウザい」「なんだそれ!」
チームメイトにダメ出しをするのは幼馴染のA。
Aはパイプ椅子に腰を掛け、足を組んでいる。
オーラは完璧に熟年監督だ。ていうか怖い。
なんでも俺たちのデータを取っているようで、カリカリとシャーペンを走らせ、ノートをめくる音がさっき何回も聞こえてくる。
「…山本くん、ちょっとおいで」
「!!?ふ、ふぁい!!?」
「貴方、軸が曲がってる。
センスは充分あるんだから開花させないと勿体ないよ」
「セッ、センス!!!?」
…………山本、羨ましい…。
そりゃ、【幼馴染】のレッテルがあったって、
俺は意識しちまうんだよ……クソ…。
東京に住んでて一緒に遊んでた頃は全然そんなことなかったし、寧ろ男っぽい感じだった。
服だって……………っああ!!!
「っおいA!!!!」
「なに、黒尾。練習しなよ」
「うっ…お、おう…そう、だよな」
「?なんかあった?大丈夫?」
「その原因はお前だよ…」
「は?」
なんなんだ、もう…。
いや、わかってる。
俺だってそこまで鈍感じゃないし…
「みなさーん、休憩でーす!」
「んんん〜〜〜〜!!疲れたあ…」
「お疲れさん!Aもいる?」
「ううん。みんなに配ってあげて」
と、ドリンクが配られていく。
それを手に取り、飲んでいると
「遅れてすみません!タオルでーす」
「お〜せんきゅ」
「きゃっ!!」
「っと、危ない…大丈夫か?」
「っ!!は、はい…!ありがとう…ござ」「A〜」
「………お前呼ぶタイミング悪いわぁ」
「あ?」
大量のタオルを抱え、転けそうになっていた子を助けると、伸びをしていたAを呼んだら睨まれた。
…………あぁ、なるほど。
「火の粉が飛んでくんの私なんだからな〜?」
「わりぃわりぃ〜」
「…ったく…」
そん時は俺が守ってやんよ。
「………!!」
あっ、俺いいこと言った。俺の株急上昇…!?
Aを見てみると、
「………ありがとう」
…!ほんっと…調子狂う…。
***
黒尾さん夢主ちゃんのこと好きなんですな〜
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バナナ - *47のところの柳瀬がとこで何をしているかは知らないがの『とこ』って『どこ』じゃないですか?間違ってたらごめんなさい<(_ _)> (1月11日 19時) (レス) @page49 id: e9ef32dba1 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅 - 報告と言いますか...あの、実はプリ小説という夢小説サイトに・この作品のパクリだろと言うものがありました。主様がやっているのならいいのですが...ご確認よろしくお願いしますhttps://novel.prcm.jp/novel/HSuRkRSuN7nBh42Vbf9q (6月6日 23時) (レス) id: 36b5b78cf3 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - 最後また柳瀬が出てきて終わるところ、マジで好きです! (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - 最後がすっごくスッキリしました! (2022年12月19日 14時) (レス) @page50 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い国民☆(プロフ) - 凄い…なんか…すごく…あ、の…!!!✨天才だと思います!!!!!!!!!最後スッキリしてそのまま終わるのかな?と思ったらまた違う名前で来る悪女?ちゃんこの伏線?好きすぎます!!! (2022年11月9日 21時) (レス) @page50 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らある | 作者ホームページ:http://kain00765467/yuki.pearl.//
作成日時:2017年8月27日 0時