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及川side
「…暦ちゃん、朝練来なかったね」
「……あぁ」
「………」
お昼の時間。
バレー部レギュラーメンバー(3年)は廊下の手すりに1列でよっかかりながら話していた。
昨日のあれは冗談だろうと思ってた俺たちだが、事態は相当やばいのかもしれない。
けれど、俺たちには心当たりがない。
向こうが言ってくれなきゃわからない。
「はぁっ…はぁっ…とぉる先輩…!他の皆さんもっ…!!ここにいたんですね!」
「ヒナちゃん…。どうしたの?」
「どうしたのって…!!お昼、一緒に食べたいなって…」
彼女はウチのもう1人のマネージャー、柳瀬ヒナちゃん。
仕事はしてくれるし、応援だってやってくれる。
良くできた子だ。
3年の男友達は皆苦手っていうけど…。
「あー、そういやお昼だったっけ!!!
マッキーまっつん岩ちゃんヒナちゃんたーべよ!」
「うぜえ」
「「右に同じく」」
とりあえず、今はお昼お昼!!
屋上は立入禁止なので、空き教室を使って円を描くように座り食べる。
ヒナちゃんは俺の隣でちまっと座っている。
「わぁっ…!とぉる先輩のお弁当美味しそう…!」
「食べる?」
「!いいんでしゅかっ…!ぅっ恥ずかしいです…」
なんなんだこの小動物のような子は……!!!
そんな子が仕事をこなしてて、なおかつ可愛いだなんてほんとにバレー部でよかったよね!!
「ヒナちゃんさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
「?なんですか?」
「暦ちゃんのこと…なにか知らないかな?」
そういうと、驚いた顔をするヒナちゃん。
すると、眉を下げてか細い声で
「実は…私暦先輩に軽い嫌がらせ受けてて…」
「!?…そうなの?」
はいっ…!
と、目にいっぱいの涙を貯めた彼女は頷いた。
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バナナ - *47のところの柳瀬がとこで何をしているかは知らないがの『とこ』って『どこ』じゃないですか?間違ってたらごめんなさい<(_ _)> (1月11日 19時) (レス) @page49 id: e9ef32dba1 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅 - 報告と言いますか...あの、実はプリ小説という夢小説サイトに・この作品のパクリだろと言うものがありました。主様がやっているのならいいのですが...ご確認よろしくお願いしますhttps://novel.prcm.jp/novel/HSuRkRSuN7nBh42Vbf9q (6月6日 23時) (レス) id: 36b5b78cf3 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - 最後また柳瀬が出てきて終わるところ、マジで好きです! (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - 最後がすっごくスッキリしました! (2022年12月19日 14時) (レス) @page50 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い国民☆(プロフ) - 凄い…なんか…すごく…あ、の…!!!✨天才だと思います!!!!!!!!!最後スッキリしてそのまま終わるのかな?と思ったらまた違う名前で来る悪女?ちゃんこの伏線?好きすぎます!!! (2022年11月9日 21時) (レス) @page50 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らある | 作者ホームページ:http://kain00765467/yuki.pearl.//
作成日時:2017年8月27日 0時