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暦side
「…青葉城西高校…」
学校カラーのバスで入ってきた青葉城西高校。
窓側に寄りかかって寝ている及川がふと目に入ってきた。
……おうおう、見事な爆睡なこと。
「…私行こっか?」
「音駒マネちゃん、ワケありらしいし」
「や、大丈夫ですよ。案内行ってきます」
「音駒3階、2年2組の教室に案内してやってくれ」
「何処だよ」
黒尾にポン、と肩に手を置かれた。
……行くか。
「おらお前ら起きろ!着いたぞ!!」
「ふぁぁあ、着いた…?眠…」
「松の寝起き色気やべぇな」
「お前も大概な」
花巻と松川、コーチに監督が降りてくる。
岩泉とコーチが先頭を切るが、その後には普段からしっかりしているメンバーしかいない。
当然のことだが、柳瀬と及川はいない。
柳瀬に至ってはマネなのに遅いってどういうことだよ。
「青葉城西高校の皆さん、おはようございます!
わざわざ遠い宮城から御足労様です!!」
「ああ、宜しくたの_____ッ!?!?」
「ぶへっ、ちょ、急に止まんないでって………え?」
私の姿に驚きが隠せない様子の青城メンバー。
それを見て、心の中でクスクスと笑う私。
きっとレギュラーの中でも3年が1番驚いているであろう。
あと、マネージャー。
「お、おい及川起きろ…暦がいるぞ…!」
「ふぁぁあぁ……何言ってるのマッキー…暦ちゃんはこの合宿には来てないんだよ…?」
「いやいやいや……ほんとにほんとの暦が…」
「だから………………え?」
眠そうな目をこすってバスから降りてきた及川。
私を見て口を開く及川の後ろから「いたっ…」と小さい声が聞こえてきたのできっと奴だろう。
「とぉる先輩…っ!急に止まらないでくださいっ!」
「………っ、ああごめん………」
「もうっ、何があったん…で、すか…………え?」
暦、先輩…?
そう言った柳瀬の顔はまさに滑稽だった。
***
暫く更新せずすみません…!!
コメントありがとうございます!
程よく痛めつけられたら、と思ってます笑
柳瀬sideはこの次の話で書く予定です!
それで、一つ付け足しなんですが。
音駒高校で合宿するにあたり、7高全てが入るとは分からない。
という意味で書いたのですが、多分7校全員行っても音駒高校入りますよね笑笑
書いてて「あ」ってなったので訂正します。
それは、ただ単にレギュラーのみの方が書きやすいからです笑
すみませんがご了承ください!
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バナナ - *47のところの柳瀬がとこで何をしているかは知らないがの『とこ』って『どこ』じゃないですか?間違ってたらごめんなさい<(_ _)> (1月11日 19時) (レス) @page49 id: e9ef32dba1 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅 - 報告と言いますか...あの、実はプリ小説という夢小説サイトに・この作品のパクリだろと言うものがありました。主様がやっているのならいいのですが...ご確認よろしくお願いしますhttps://novel.prcm.jp/novel/HSuRkRSuN7nBh42Vbf9q (6月6日 23時) (レス) id: 36b5b78cf3 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー(プロフ) - 最後また柳瀬が出てきて終わるところ、マジで好きです! (2023年4月4日 0時) (レス) @page50 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
らいむ - 最後がすっごくスッキリしました! (2022年12月19日 14時) (レス) @page50 id: 7852438752 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い国民☆(プロフ) - 凄い…なんか…すごく…あ、の…!!!✨天才だと思います!!!!!!!!!最後スッキリしてそのまま終わるのかな?と思ったらまた違う名前で来る悪女?ちゃんこの伏線?好きすぎます!!! (2022年11月9日 21時) (レス) @page50 id: af4a079e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らある | 作者ホームページ:http://kain00765467/yuki.pearl.//
作成日時:2017年8月27日 0時