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0077 ページ33

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「大事な妹の顔なんだから」




そう言ったアレン。
確かに顔は妹の顔だ。何をやったのかは知らないが、黒子の位置、目の形に髪型…全てが妹にそっくりだった。

けど、こいつが妹本人だってのはありえない。あいつは黒トリガーになったのだ。
もし生き返ったのなら黒トリガーは無くなってるはずだ。




「フフッ。どうしたの?」
「……お前は誰だ。」
「貴方の妹…と言いたいけど違うのよね。
私はアレン。アフトクラトルの戦闘員よ。」
「アレン……お前は何故妹の顔をしている。」




「それは教えられないわ?」とクスクス笑うアレンをじっと睨む。
ほんと笑った顔もそっくりなんだけど…趣味が良いとは言えないなこの女。




「私の任務は貴方……貴方の相手は私よ?」
「俺が…任務だと……?」
「そう貴方。」




スッと俺に指を指す。俺は少し姿勢を低くし攻撃態勢に入る。




「さあ…始めましょうか。」
「……!刀!なるほど、刀使いか。」
「フフッ。なめないようにね?」
「誰が。」




アレンが右手に刀を持って走ってくる。
縦に振り下ろす刀を俺は弧月を発動させ、受け楯をする。
腕は下手でもないし上手くもない。




「噂通りの腕ね。流石。」
「お前は強くねえな。様子見って訳か?」
「さあ?」




そう言いながらまた刀を俺に降る。
それを避けながら弧月を盾にし距離を取る。
本気でやれば倒せない相手じゃない……けど……




「貴方。さっきから攻撃を受けてばっかりで攻撃をしてこないわね……ああ、妹だからかしら?」
「黙れ。お前には関係ない。」
「あら怖い。あんなに弱い子だったのに…態度も成長したのね。」




図星をつかれて声が大きくなる。
そりゃあ偽物と分かっていても妹顔をしていたら抵抗ぐらいは生まれる。
こいつらはこれを狙っているのか…?




「フフッ。怖いわよ。…まあそうよね……」
「…………。」
「あっそうだ……良い考えがあるわ。」
「?」




向こうが今度は俺から離れる。
すると「そうだ。」と目を細くしながら俺に言った。




「降参しなさいよ。貴方。攻撃出来ないなら貴方の負けよ?」
「…………。勝手に決めつけるな。」
「あらあら……折角言ったのに……残念!」
「!!」




猛スピードでこっちに来るアレン。
ちょっと後ずさりながら弧月で受ける。
アレンはまた笑みを浮かべ跳ね返した後今度は横に攻撃をした。




「………どうやら思った以上のようだ。」
「フフッ。」




アレン対橘(人1)。開始______

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HIRYUU - 普通におもしろい (2015年11月27日 14時) (レス) id: 83241cf2e8 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2015年11月3日 22時) (レス) id: 6927be5317 (このIDを非表示/違反報告)
minori♪(プロフ) - 続編おめでとうございます(*´∇`)夢主カッコイイ!これからも頑張ってください!! (2015年10月31日 22時) (レス) id: fc9269d5d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らある | 作者ホームページ:http://kain00765467/yukipearl.//  
作成日時:2015年10月31日 22時

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