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でも、例外もあって緊急事態時につき幹部、又は総統が許可した場合のみ使用を許可されている。
今はそれの確認。brooookから許可は貰ったので僕は遠慮なく能力を使わせてもらう。もちろん、国民の人たちの被害にならないようにね。
一人の犯人の少し先を狙いながら無効化を撃つ。所謂、偏差撃ちと言うやつだ。最近やっと安定してきた。
シャオロンやシッマにしごき回された。一回吐きそうな所まで行ったから！
なんて、懐かしんで居れば僕の無効化が当たったのか転けている犯人の一人。
確保しようとそばに駆け寄る……が、brooookが隣にいないことに気づいた。
br「固定砲台。」
僕のすぐ横を矢が通り過ぎる。ぱっと後ろを振り向けば民家の上で矢を構えて狙っているbrooookの姿が。
さすが！と言いたいところだけど民家の上から弓を構えるのは結構怖いからあんまりやらないで欲しい……
これ、僕いらないんじゃ……と油断していれば頬を銃弾が掠めた。ん？
犯人の方へ振り返れば焦った顔の犯人が。あぁ、多分自分の能力が聞かないことに焦ってるのかな？
ということは多分、銃の強弱……つまりは火薬操作が出来る能力かな？
まぁ、そんなことはあとからわかるからどうでもいいんだけど……生きていればね。
そういう意味で笑えば相手はもっと酷い顔になった。その瞬間僕の真横に少し風が吹く。
と思った瞬間に銃を打った相手に赤い花が咲く。
「最近過保護過ぎない？虎白。」
僕の使い魔、虎白が相手の喉を噛みちぎったのだ。
何故か最近過保護になってきた僕の使い魔達。怪我すればどういう原理か勝手に出てきて僕を心配する。
傷つけられたなら相手を追いかけ回すようにまでなってしまった。
前なんか内ゲバで飛んできたナイフで頬を掠っただけで使い魔全員出てきて大惨事になった。
なんなら今鷹赤まで出てきてるし……
br「え、Aの使い魔強くなりすぎてない？」
「なんかね。勝手に強くなってた。」
少し困っていればどうやら殲滅したのか虎白が一人連れてきた。どうやら褒めて欲しいみたい。
撫でてやれば満足して消えていく使い魔達。ほんと、自立しすぎて最近怖くなってきた。
兵士「brooook隊長！」
br「あ、こっちこっち〜」
どうやらbrooookが兵を呼んでいたみたい。兵は優秀ですぐ状況を理解し動き出した。
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作者名：廻忌 | 作成日時：2022年1月11日 21時
