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「A次講義?」
『違うよ〜』
講義終わり、教材なんかを片付けている時彼女がスマホ片手にそう言った。
「じゃあ早めのランチしに行かない?このカフェ気になっててさ」
『ごめん〜行きたいんだけど私サークル棟に用事があって……』
「えー、そっか残念。じゃ、次また行こ!」
『うん!また連絡するね』
軽く手を挙げて彼女は講義室を出ていった。
次また行こうの次はいつ現実になるのやら。
ピコンとスマホの通知音がなりスマホに視線を落とすと「狐」からメッセージが来ていた。
【今日はバイトで遅くなるから行けない】
その文に心がどんよりと重くなるのを感じた。
……今日は睡眠不足決定だ。
【分かった。また来れる時連絡して】
送ったメッセージが既読になったのを確認して、私しか残っていない講義室を出た。
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ゆい - 更新楽しみにしてます! (3月1日 20時) (レス) @page30 id: 3896a50651 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:violet | 作成日時:2023年3月6日 19時