【黒バス】海常高校バスケ部マネージャーです。

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時は流れ 週末。

午前だけの授業が終わり 私は鞄を肩にかけて教室を出た。

学校を出て 帰り道と逆方向の道を行く。

しばらく歩けば 住宅街を抜け ちょっとした都会のような場所に出る。
そして 駅を見つけて 早足で中に入る。

切符を買い 駅のホームで電車を待った。
ウォークマンを取り出して 耳にイヤホンを当てる。

｢ふぅ．．．｣

今日は AブロックのI・H決勝リーグ進出の試合がある。

その会場は 少し離れた都会にある。

電車が来て 乗れば 座れそうな席を見つけ そこに座る。

携帯を取り出せば 裕ちゃんからの絵文字いっぱいのメールが届いていた。

【件名】
初デート！
【本文】
タッくんとの初デート！
バスケの大会がある会場の近くの映画館で映画見るんだーっ！
すっごく楽しみ！

携帯を閉じて 本を開く。

ー末永く爆発しろ

・・・・・
｢おい黄瀬！早くしろ！電車出るぞ！！」
｢ちょ 待ってくださいよー 笠松センパーイ」

別の車両で 黄瀬と笠松が飛び込み(？)乗車をしていた。

電車はガタンゴトンと音をたてながら 会場のある街に向かっていった。

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