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放課後になり 鞄を肩にかけ 教室を出ようとすると コウちゃんに腕を掴まれた。
「Aちゃん 。気を付けなよ」

何で そんなに心配なんだろう。

「大丈夫だよ。黄瀬だもん」
それだけ言って 教室を出た。


「ホント 危機感ないよね」
「まあ 黄瀬だし大丈夫じゃね?」

後ろで そんな声がした。


図書室への道を歩きながら 考える。

男の子って分かんない。
何で 男の子と二人でいたら 危ないんだろう。

ユキとは そんなことなかったし。
他の男の子も 皆友達としてしか意識してない。

分かんないや。


ふと 空き教室の前で止まる。

中に居たのは 裕ちゃんと 男の子。

二人で抱き合っていて ああ あの子が裕ちゃんの彼氏か と一目で分かった。

すると 裕ちゃんが顔を上げて 男の子と見つめ合う。

ゆっくりと 唇を重ねていくのが分かった。


見ては いけない。


そんな気がして 足はやに図書室へ向かう。


「あ 遅かったっスね」
「ゴメン」

扉を開けれは 黄瀬が一人 教科書を広げて待っていた。
頬をついていて 顔をこちらに向けた状態だ。

急いで 椅子に座る。

「...先輩顔赤いっスよ」
「へ...?」

ジッとこちらを見る黄瀬。

「ちょっと 急いで来たから」

なんて 嘘。

さっきのキスシーンで顔が赤くなったのだろう。

「そっスか!急いで来てくれて嬉しいっス!」
ニカッと笑う黄瀬に 思わず笑みが零れた。


外から下校する生徒たちの声がする静かな図書室で 時間はゆっくりと流れていった。

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設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 海常   
作品ジャンル:アニメ
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臨華(プロフ) - 桜星さん» それじゃあこれからよろしくです!  はい、わかりました!!オヤスミなさい! (2013年1月13日 23時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» おおおおっ!バッチこいです!あ けど今日はもうパソ触れないので… (2013年1月13日 23時) (レス) id: 08730d6641 (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» ヤッバ…ヤバイです…それwww  あ、友希してもいいですか? (2013年1月13日 20時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» 黒子のバスケ都市伝説ww (2013年1月13日 19時) (レス) id: 47a490533e (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» うっ、怖いです!!もの凄く怖いです!!  もう一種の都市伝説になってもおかしくないと思います!!! (2013年1月13日 15時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜星 | 作成日時:2012年12月30日 19時

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