検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:218,670 hit

ページ2

海常高校入学式。
校門近くの桜の木々が 新しく高校に入学する新入生達を祝うようにその花びらを舞わせていた。

「今日から3年生…か」
誰かに言うのでもなく呟いた一言は 改めて私を最高学年として実感させた。

「最後の高校生活だな」
ふと聞こえた声に 隣を向けば 幼馴染のユキの姿があった。

「ユキ」
「俺もいるよ」
「ヨシ」
ひょこっと ユキの横から顔を覗かせたのはヨシだった。

「クラス表見た?俺らまた同じクラスだったよ」
「本当?」
「3年間一緒って何か怖いな」
ユキとは幼馴染で ヨシとは高校に入ってから話すようになった。

「俺とも一緒だよ」
「コウちゃん」

コウちゃんとも 高校に入ってから話すようになった。

「これも…運命というものか?」
サラァっと髪を靡かせる。

「アホか」
「だから残念なイケメンなんて言われるのよ」
私とユキの突っ込みにも動じず ヨシはキメ顔をする。

こんなささやかな時間が 私は好きだ。
私とユキとヨシとコウちゃん。

いつも このメンバーだ。

皆心からバスケが好き。
ずっと ずっと

こういう関係が続けばいいな。

「「「「「きゃあああああ!!」」」」」

急に 女の子達の黄色い叫び声が聞こえた。

「な 何だ?」
「皆 俺の魅力にメロメ…」
「場所的にありえないから。私ちょっと聞いてくるね」
ヨシのボケにサラッと突っ込み 女の子達が集まっている場所に走る。

気になるものはほっておけない。


「ねえ。裕ちゃん これ何?」
女の子達が集まっている場所の近くにいた友達に聞く。

「あAじゃん。黄瀬君だよ 黄瀬君」
と 言って女の子達が集まっている中心を指さす。

きせ…?
誰なの それ。


これが 私と黄瀬の出会い。

2→←設定


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (115 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
110人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 黒バス , 海常   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

臨華(プロフ) - 桜星さん» それじゃあこれからよろしくです!  はい、わかりました!!オヤスミなさい! (2013年1月13日 23時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» おおおおっ!バッチこいです!あ けど今日はもうパソ触れないので… (2013年1月13日 23時) (レス) id: 08730d6641 (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» ヤッバ…ヤバイです…それwww  あ、友希してもいいですか? (2013年1月13日 20時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)
桜星(プロフ) - 臨華さん» 黒子のバスケ都市伝説ww (2013年1月13日 19時) (レス) id: 47a490533e (このIDを非表示/違反報告)
臨華(プロフ) - 桜星さん» うっ、怖いです!!もの凄く怖いです!!  もう一種の都市伝説になってもおかしくないと思います!!! (2013年1月13日 15時) (レス) id: da9f644a4f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜星 | 作成日時:2012年12月30日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。