【黒バス】海常高校バスケ部マネージャーです。 ３

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ー笠松視点ー
｢……ってぇー｣

冷たい地面の上に 頭を打った。

｢ユキっ ユキー女の人がさっ赤くてねっ？！｣

俺が地面に転がされた原因はコイツらしい。

俺の上に乗っているAは 暗くてよく見えないが泣いているようだった。

｢A？！どーしたんだよ｣

森山が懐中電灯を片手に近くに来る。


｢あのねっ？！
赤い女の人がねっ 何か走ってきてさ！｣

｢あー なるほど｣

……それより早く退いてくれないだろうか。


上半身だけ起こすと Aが再び抱きついてきた。

｢なっ！///A！｣
｢ーーっ！｣

……。

ポンポンと頭を軽く叩くと ハッとしたように体を離した。



｢ああああああっ！
ユキっあのっ そのっ ごめっ///｣

ワタワタと手を横に振るA。

｢……んなことより退け｣
｢あ ゴメン…｣

ようやく立ち上がれた。

しかし Aは立ち上がらない。

｢……腰抜けちゃった｣
｢はっ？！｣

何で？！

｢ホッとしたら抜けちゃった｣

たはは と笑うA。
その目には涙が溜まっていた。

｢……ん｣

｢……え？｣


俺はAをお姫様だっこした。


｢は？！
えっ ユキ！やっぱ頭打っちゃった？！
ゴメン！大丈夫？！｣

｢打ってねぇよ！シバくぞ！｣

こっちだって恥ずかしいわ！


｢落とすぞ！｣

｢……｣

おとなしくなった。

｢……森山 後でシバく｣
｢え？！｣

ニヤニヤしてんじゃねぇよ！



すると



｢せんぱーい！｣

黄瀬が来た。



ーーーーー
足首を血まみれの手に掴まれる
↓
Aさんパニクって笠松の名前を連呼
↓
それに嫉妬した黄瀬がAさんを抱きしめる
↓
すると黄瀬の背後から血まみれの女の人発見
↓
再びパニクり全速力で山を降りる
↓
笠松発見！
↓
抱きつく！

ていう感じの流れです…

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