＋たった一人の皇子様＋ アンジェロＳＩＤＥ ページ49
Aは純粋で、優しくて、僕が初めて好きになった人だった。
だから突然Aが話しかけてくれた時、凄く嬉しかったんだ。
ア「あっれー、A！ 僕に会いに来てくれたの？」
深い意味は、無かった。
ただ単に、軽く、そう言っただけだった。
あ「うん…そうなの」
けれどAは、俯きながらこくりと頷く。
あれれ、何でだろう。
ア「あれ、本当に！？ なあにー、僕のこと、好きになっちゃった？」
あ「……うん、そうなの」
ア「…へ？」
今度こそ本当に、本格的に、驚いた。
へろへろとした、情けない声が出てしまう。
あ「あたし…アンジェロのこと、好きになっちゃったみたい」
ア「え、っと……ほ、本気…？」
あ「勿論！ だからね、あの…つ、付き合ってください」
頬を紅に染めて言う、A。
僕は頭の中が混乱して、仕方がなかった。
慌てて、身体の前で手を振る。
ア「ま、待って！ ほんとに、本当？ サプライズとかじゃない？」
あ「違うってばっ」
思わず、何度も確認をしてしまう。
Aはその度に、「嘘じゃない」「本当だ」と言ってくれた。
胸の中で何かが、じんわりと広がった。
ア「嘘…すっごく、すっごく嬉しいよ！」
あ「アンジェロっ…///」
Aの身体を、ぎゅっと抱きしめる。
ああ、いつもよりも、温かいなあ。
僕はそんなことを考えながら、Aを見上げた。
ア「…ねえ、この間の続き、してもいい？」
あ「続き…って？」
ア「ほっぺにちゅー、したでしょ？」
そう言うとAは、ぶんぶんと首を振った。
それこそ、振り過ぎなくらいに。
ア「えー、駄目？ 駄目って言われると、やりたくなってきたなー」
あ「や、恥ずかしいって！///」
ア「恥ずかしくないから！ えいっ☆」
Aは、身体を強張らせているようだった。
抱きついているから、よく分かる。
それでも僕はお構いなしに、そっと頬にキスをした。
ア「大好きだよ、A♪」
あ「うん……あたしも！」
本当に嬉しそうに微笑む、A。
だから僕も、精一杯、Aに「大好き」を伝えられるように、微笑んだ。
これからも、ずっと一緒にいようね。
僕の、たった一人のお姫様♪
＋ＥＮＤ＋
終わり
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あか(プロフ) - 深紅深海さん» うわわわありがとうございますっ！！！個人的にビヨン様も入れたかったなぁーとか今更思ったり…(( (2013年3月21日 20時) (
レス) id: 169d48cd7d (このIDを非表示/違反報告)
深紅深海(プロフ) - なんと！！！！俺得なぁぁぁ！！！！！！！！！！！！応援します！高評価＆お気に入り失礼します！！！！！海外組死ぬほど好きなんです！！ (2013年3月21日 17時) (レス) id: 48df2dffb9 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>にゃお★ｓ♪初めまして！有り難うございますっ＞＜ (2011年4月12日 22時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
にゃお★ - はじめまして！小説読ませていただきました★アンジェロ最高です♪松野の小説もすごくよかったです！ (2011年3月31日 17時) (携帯から) (レス) id: 62ecae7473 (このIDを非表示/違反報告)
あか(プロフ) - >>リエｓ♪遅れてすみません！有り難うございますっ＞＜ >>☆アフロディ☆ｓ♪遅れてすみません！ 初めまして、有り難うございますー＞＜ (2011年3月5日 20時) (レス) id: 9af299c5ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あか | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=akanekazemaru
作成日時：2010年7月31日 20時
