早く捨ててくれください

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織side

「おう、お疲れさん

　どーだった？」

「夏羽クンの首…首が…」

『ﾌｰﾌｰ…』

「おー全員生きてたか、やるじゃん」

は？！こーなんのわかってたのかよ！！

「でっでもお友達できたからっ！！」

Aのことか…

「ね！シキと夏羽クン！！」

「ああ」

『お…おう


　…ってかこーなんのわかってて仕向けたのかよ！オニ！アクマ！』

「だからおしおきだって言っただろ」

おしおきって…ほどがあるだろ…

「飯生とは協力関係にあるからな、夏羽や命結石のことを独り占めにしちゃフェアじゃない

　義理を通さないとな」

『義理って俺ら殺されかけたんだぜ！！』

「そう、それ」

『はあ？』

何言ってんだ…

「夏羽、お守りはどうした？」

お守り…？

「とられました」

「やっぱりね」


そう言うと隠神さんはスマホを取り出した


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ﾋﾟｯ


「よう飯生」

【隠神、おまえ……】

「ずいぶんとひでえことやるじゃねえか

　うちの連中命からがら逃げ帰ってきたぜ

　俺…お前のこと仲間だと思ってたのになー裏切られたなー

　これは…

　ひとつ貸しだなー」

【……なんですって？】

「俺の変化に気が付かないとは耄碌したな、そんなに命結石にご執心か？」



「ｹﾞﾛ」←口の中から命結石を取り出す

『うわきたね…』



「だがな

　ありゃあ夏羽のものだ


　次は俺が相手だ、覚えときな」


ﾌﾟﾂｯ

そー言うと電話を切ってしまった


「じゃこの話は終わりなー、かいさーん」








『なぁ隠神さん』

「ん？なんだ」

『また他のやつがここで働きたい、ここに住ませてって言ってきたらどうする』

「うーん…部屋がないんだよな……」

『土下座して床でもいいからって言ってきたら？』

「土下座されると弱いかもなあ


　で、ここに来たいって言ってきた子がいるのか？」

『ん…まぁ……多分』







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隠神の華麗なる言い訳コーナー

『首とばされてんのに口から仕込んどいた石が出てくるのっておかしくね？』

「そ…それは喉のなんかちょうどいいところにひっかけといたんだよ

　なぁ夏羽」

「よくわかりませんが隠神さんが言うならそうなのだと思います」

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