捨ててくれたけど狐が狸の所にいていいんですか？ (ページ11)

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【「！！？な…ちょ…う…動か…」】

ﾒｷｬｯ

【「がっ…」】

『わお』

織が天井から降りて蚊の女の目を踏みつけた

【はっ……はぁ～～っ……】

織は一気に力が抜けたように倒れる

【はは…なんだよ、やればできるじゃん…俺…】

『すごかったよ』

【織！】

【！】ﾋﾟｸ

『あ、夏羽くんと晶だ』

夏羽くんの声が聞こえたと思ったら織はピクッと動いてすぐに立ち上がった

【うわ～！すごーい！これシキがやったの？】

【さすが】

【とーぜんじゃん。待ちくたびれたぜ】

「まあまあだったな。50点」

【感謝してるよ。あんたに煽られたの相当きたから】

『ミハイさんが余計なことしなければ良かっただけなのでは…？』

【…で、これからどうするの～？あと1人いたよね…】

【やっつけよう。3対1だしきっと大丈夫】

【オマエ本当相変わらずだな…】

『あはは…』

【まあでも今となっちゃ賛成だな。日を改めて仕切り直されるほうがマズくなったし】

『本当はミハイさんが撮ったデータを飯生さん(けいさつ)に渡せば解決なんだけど…』

「つまらぬ絶対嫌だ」

『…ハァ』

【よしじゃあ晶、ミハイさん達と捕まえた2人見張ってろよ。俺と夏羽で残った1人探しに行くから】

【えー！？ヤダヤダ絶対やだ！ムリムリムリムリ絶対ムリ

　ていうかこれミハイさんとAちゃんじゃないし！おもちゃだし！】

「失敬な。私ほど頼りになるミニ四駆はいないぞ」

確かに

ｶﾂ

そんな事を話しているとヒールを鳴らす音が聞こえた

【「……こんなところにいらしたのね」】