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#22 ページ23

「いやいやいやいやいやいやいや」



「いやいやいやいや」



「いや、お前何をしようとしてんの」


「何って先輩を部屋に入れようと」



「いやいやいやいや!!!!
危ない予感しかしないから!!!!」


寮の五色の部屋の前でごねる私達。


五色について行くやいなや、簡単に寮までついたと思いきやこうなっている


ドアの内側から引っ張られ、それを外側から逆方向に引っ張る


「てか!!!!
寮のルールで異性の部屋に行っては行けないという決まりが!!!!」



「先輩今まで何回も俺の部屋普通に来てんじゃないですか!!!今更ですよ!!!!」


「その時はその時であって!!!」



毎回部活が終わってからで、夕食の時間帯だからほとんど生徒がいなくて見られないことをいいことに
寮のルールでは決まっているものの、五色が言ったように私は何回も五色の部屋に漫画を借りに訪ねているのだ




「ここじゃなくていいじゃん…!!」


一向に譲らない二人で決着何かすぐにつくはずなくて

駆け引きをしている時間が刻々とすぎる


くっそ、こいつ譲らない気か…!!!


「ところで先輩…」



「何!?」



「奥から声しません?」



「声?」



耳をすませてみると奥から男子の笑い声が聞こえる



「ゲッ!!!ほら五色が譲らないから人来ちゃったじゃん、離せ!!!!」



「先輩」






「何!?」






「危ないって、なんですか?」







「は????」






「先輩が言った、危ないこと…俺内容さっぱり分からないんですよね」




な、にを!?



「言ってくれたら、俺、離します」


「何とぼけたこといってんの!?
もう人来ちゃうよ!!!」


「具体的に、どうぞ」



こいつ…!!!



「危ないことっていうのは…

こうなんというか…そう…その」


「何ですか??」

いやこんな恥ずかしい事言わせる気かよ!!!!!


「でさ〜」




げ!!!!もう人来てる!!!!


「その、だから、いろいろしてくる…!!!こと!!!!」



ぼそっと呟く


言葉にすると恥ずかしさで力が緩む


その瞬間を好機と待っていたように、五色の引く手が一気に強くなり、五色の方向に倒れ込む



「はぁ!?」



パタンと静かにドアが閉まる音が廊下に響いた

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ココナッツバター(プロフ) - 最後の人誰!?気になる!! (2018年5月1日 21時) (レス) id: 885a23ce72 (このIDを非表示/違反報告)
サボり魔ダメエース← - ご、ご、五色!!もしかして君す、す、す、あ、あの女子のベタな二文字のワードを言おうと、、、!?てか最後めっちゃ気になるやんっ!!!!連載楽しみにしてます!!! (2018年4月24日 2時) (レス) id: b5bf8345be (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 26話目が25話になってますよ。 (2018年3月31日 0時) (レス) id: c78a9b32ff (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 五色回嬉しいです... (2018年3月27日 2時) (レス) id: cddbb2afa3 (このIDを非表示/違反報告)
かなで(プロフ) - ここでまさかの五色くんッッッッ! (2018年3月17日 21時) (レス) id: 3dad58bb65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫陽花 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年3月7日 2時

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